こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
訪問マッサージの院長で
スタッフと一緒に働いていると、
一度はこんな経験がないでしょうか。
施術スタッフから訪問後に、
「先週、鈴木さんのご家族から
○○の相談されたんです」
と聞く。
「えっ、そうなの?
それ、もう少し早く
教えてほしかった……。」
と思う。
もちろん、スタッフに悪気はありません。
本人としては
「ちょっとした会話だったから」
と思っていた。
でも、院長からすると、
その「ちょっとした会話」が
けっこう重要だったりします。
例えば、
「最近、夜あまり眠れていないみたいです」
「娘さんが介護に
疲れていると言っていました」
「最近デイサービスを休みがちです」
「来月から施設を検討しているそうです」
こうした話は、
施術そのものとは
直接関係ないように見えます。
でも、患者さんを
取り巻く環境が変われば、
当然、訪問マッサージにも影響します。
ここで難しいのが、
「どこまで報告すればいいの?」問題
です。
全部報告してもらうと大変です。
かといって、
「何かあったら報告して」
とだけ言っても、
スタッフによって判断が違います。
そこでオススメなのが、
院として
「報告してほしいこと」を
3つくらい決めておくこと。
例えば、
1:身体の状態に大きな変化があった
2:ご家族・ケアマネジャーなどから
相談があった
3:生活環境やサービスに変化がありそう
この3つだけでも、
かなり共有しやすくなります。
そしてもう一つ大事なのが、
「報告してくれてありがとう」を言うこと。
意外とここが重要です。
せっかくスタッフが報告したのに、
「それで?」
「前にも聞いたよ」
「もっと早く言って」
と返されると、
次から報告するのが嫌になります。
逆に、
「教えてくれてありがとう。
ちょっと確認してみるね」
と返してもらえると、
「こういうことは報告していいんだ」
と分かります。
院長が全部を見るのは難しいからこそ、
現場にいるスタッフから
情報が上がってくる仕組みが必要です。
特に訪問マッサージは、
施術者が患者さんの生活に
一番近い場所にいます。
つまり、スタッフは
「院長が持っていない情報」を
毎日たくさん持っているわけです。
その情報を院全体で活かせるかどうか。
ここは、院の規模が大きくなるほど
重要になってきます。
ぜひ一度、
スタッフに聞いてみてください。
「逆に、院長に
どんなことを報告したらいいか
分からないことってある?」
院長側から「報告して」と
言うのではなく、
スタッフ側の困りごとを聞いてみる。
それだけでも、
情報共有の仕組みが
少し変わるかもしれません。
そして、もし次にスタッフから、
「そういえば、○○さんが……」
と話し始めたら。
そのときは、まず一言。
「教えてくれてありがとう」
から始めてみる。
案外、そこから
院内のコミュニケーションが
変わっていくかもしれません。








