注文をまちがえてもいい料理店

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

僕は先日、
あるニュースを目にしたのですが、
とても温かい気持ちになると同時に、
思わず現場の在り方について
深く考えさせられました。

—– Original Message —–

違う料理来ても「まあ、いいか」
認知症の高齢者が店員の料理店

認知症の高齢者たちが
店員として接客する
「注文をまちがえてもいい料理店」が、
静岡県沼津市で
一日限定でプレオープンした。

趣旨に賛同した市民や関係者らが客になり、
4人の高齢女性が
注文を取ったり料理を運んだりした。

主催者は、
「違う料理が来ても
 『まあ、いいら(いいか)』。
 そんな気持ちで楽しんで」と呼びかけた。

(毎日新聞ニュースより、、、)

—— End of Message ——

これは、認知症の高齢者の方が、
ホールスタッフとして働いているという、
少し変わった
料理店の取り組みについてでした。

注文とは違う料理が
運ばれてきたとしても、
客席のお客さんは嫌な顔を一切見せずに、
「まあ、いいか」と笑顔で受け入れて、
その料理を
美味しそうに食べているのです。

一般的なビジネスや
飲食店の現場においては、
「注文通りの品を正しく届けること」が、
絶対的な当たり前のルールとされています。

間違えがあれば
顧客は怒り、評価は下がる。
それが世間における一般的な常識ですよね。

あなたは、
普段の治療院の業務において、

『絶対にミスをしてはいけない』という
強いプレッシャーを
自分にかけていませんか?

しかし、
本当にそれだけが正しいのでしょうか?

完璧なサービスを提供することだけが、
人の心を動かす唯一の正解なのでしょうか?

完璧な対応を目指す。
失敗を恐れて緊張する。
マニュアル通りに進める。
ミスをゼロに抑え込む。

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「完璧を目指すしかない」
ではなく、
「ありのままを受け入れる道もある」

「ミスが全く存在しない完璧さ」よりも、
「ミスすらも笑顔で包み込める寛容さ」が、
患者さんに深い安心感を与えることもあるのです。

このお話は、
僕たちの訪問マッサージの
現場においても、
完全に共通する姿勢です。

あなたは、
認知症の患者さんや
ご家族と接する時に、
正論ばかりを伝えてしまうことは
ありませんか?

例えば、患者さんが
予約の日時を勘違いされたり、
同じ話を何度も繰り返し話された時に、
間違いを指摘して
正しく正そうとするのではなく、
「まあ、いいか」と
笑顔で丸ごと受け止める。

制度やルールの遵守も
もちろん大切ですが、
患者さんの状態をありのまま包み込む、
その心の余裕こそが
確固たる信頼を作ります。

「完璧な施術を提供するしかない」
ではなく、
「目の前の患者さんを受け入れる」

1回20分の訪問マッサージの
時間に対しても、
「20分しかない」
と思って作業的に終わらせるのか。
それとも、
「20分もある」
と考えて患者さんに向き合うのか。

この意識の違いが治療家の評価を分けるのです。

これから現場で
持つべき判断の物差しは、
「正しいかどうか」という基準ではなく、
「安心できるかどうか」という基準です。

患者さんやご家族が
失敗や勘違いをしても、
決して否定せず
「まあいいか」と受け止める。

その温かい寛容さこそが、
訪問治療家として
最も強固な信頼関係を築く鍵になります。

完璧な対応に縛られることなく、
余裕を持って目の前の患者さんと
笑顔で向き合いましょう!

あなたなら絶対に
素晴らしい関係を作れます^^