”固定費vs変動費”あなたにハマる雇用形態とは?

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

「施術スタッフは正社員と業務委託、
 どっちがいいですか?」

昔の僕なら、
すぐにこう答えていました。

「最初は業務委託。
 長くやるなら正社員ですね」

今も、この答えが
間違いだとは思っていません。

ただ最近は、
答える前にひとつ聞き返します。

「今、患者さんは何人ですか?」と。

開業して3か月。
患者さんは5人。

来月10人になるのか、
3人に減るのか、
正直まだ読めない。

この段階で正社員を3人雇ったら、
どうなるか。

人件費だけで
100万円になります…。

患者さんが減っても、
給料は毎月出ていきます。
社会保険料も乗ってきます。

売上は読めないのに、
出ていくお金だけは決まっている。

これは怖いですよね。

なので最初のうちは、
パートさんや業務委託の先生に
入ってもらう形が良いでしょう。

患者さんが増えたら人件費も増える。
減ったら人件費も減る。

この時期は、それでいいんです。

ところが…。

患者さんが50人、
100人、150人と増えて、
「もっと院を大きくしたい」
と思い始めると、
事情が変わってきます。

「月曜だけなら行けます」

「水曜日の午後なら空いてます」

こういう先生ばかりだと、
シフトは埋まっても、
院としてのまとまりが出ません。

ケアマネさんとの付き合い方。
患者さんへの接し方。
新人さんの指導。

こういうことを
腰を据えて任せられる人が、
どこかで必要になります。

それはやっぱり、
正社員の方が頼みやすいんですね。

なので僕は、どちらか一方に
決めてしまうのではなく、
組み合わせて考えます。

患者さんが落ち着いている地域は、
正社員の先生に任せる。

急に依頼が増えたエリアや、
曜日で波がある地域は、
パートさんや外部の先生に頼む。

こうしておけば、
固定費を膨らませすぎずに、
院の芯になる人も育てられます。

それと、
もうひとつ伝えたいことがあります。

人件費を
「削るもの」とだけ見ていると、
院はなかなか大きくなりません。

いい先生を採用して、
時間をかけて育てて、
患者さんを任せられるようになる。

そこまでいけば、
その先生は院長の代わりに
売上を作ってくれますし、
院長に時間も返してくれます。

払った給料以上のものが、
ちゃんと戻ってくるわけです。

逆に、固定費が怖いからと
何でも院長ひとりで抱えていると、
いつか体力か時間が先に尽きます。

そういう院長を何人も見てきました。

一点だけ、注意です。

業務委託は、
正社員を安く使うための
仕組みではありません。

契約書が業務委託になっていても、
時間や場所を細かく指示していれば、
労働者と判断されることがあります。

「固定費を減らしたいから、
 とりあえず業務委託で」

これは後で揉める元になるので、
実際の働き方まで含めて
一度見直してみてください。

結局のところ、
雇い方の正解はひとつではなく、

今、患者さんが何人いるか。
半年後に何人を見たいか。
その人に何を任せたいか。

ここで決まります。

開業したばかりなら、身軽に。
患者さんが増えてきたら、
中心になる人を一人採る。

院の大きさに合わせて、
人の持ち方も変えていけば
いいと思います。

(参考動画)
——————————–
■短期事業?長期事業?どちらで捉えるか?

02:30 固定費ダウン
05:30 外注化 全盛時代
07:34 正社員採用は時代の流れに逆行!?
07:59 左側→右側(E→S→B→I)
12:44 自分の幸せか、他人の幸せか?


——————————–