こんにちは。
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
今日からシルバーウイークの
連休に入りましたね。
暑かった夏が終わり、
9月になると少しずつ外に
出やすくなりますので、
先生の患者さんの中にも
「涼しくなったから、
少し散歩してみよう」
「久しぶりに買い物に行ってみよう」
そんな方も
いらっしゃるかもしれません。
もちろん、活動量が
増えることは良いことです。
ただし、訪問マッサージに
携わる僕たちが、
この時期に
もう一つ意識しておきたいのが
「転倒」
です。
消費者庁も、
「高齢者の転倒・転落は
骨折や頭部外傷などの
重大な事故につなが
介護が必要になる原因の
一つになっている」
と注意喚起しています。
転倒には、
身体機能や認知機能の低下だけでなく、
運動不足や生活環境など、
さまざまな要因が関係します。
ここで大切なのは、
「転ばないようにしましょう」
と伝えるだけではなく、
「なぜ、この人は転びやすいのか?」
を考えることです。
例えば、
「最近、外に出ていない」
という患者さんがいたとします。
久しぶりに外出するようになれば、
当然、今までより身体を使います。
そのとき、
・歩く速度
・足の上がり方
・方向転換
・段差をまたぐ動作
・靴の状態
・杖や歩行器の使い方
などに変化がないか
確認してみましょう。
また、自宅内にも
転倒のリスクはあります。
床に物が置かれていないか。
コード類が動線に出ていないか。
夜間、トイレに
行くときに足元が暗くないか。
手すりは使いやすい位置にあるか。
消費者庁も、
転倒予防では生活環境、
身体の状態、事故が起きた場合の
対処方法を
確認することを勧めています。
もちろん、施術者がすべてを
改善する必要はありません。
「ここ、少し危ないかもしれませんね」
と気づいたことを、
必要に応じてご家族や
ケアマネジャーなどにつなぐ。
それだけでも
大きな意味があります。
そして、ここでも重要なのが
「患者さんの目的」です。
ただ、
「転ばないようにしましょう」
ではなく、
「秋になったら、
また近所の公園まで行きたい」
「孫と一緒に買い物に行きたい」
という目的があるなら、
その目的を安全に実現するために、
今できることを考える。
これが訪問マッサージらしい
支援なのではないでしょうか。
転倒を防ぐことは、
単に事故を防ぐことではありません。
その人が「やりたいこと」を、
できるだけ長く続けられるように
することでもあります。
涼しくなり、
少しずつ活動しやすくなる9月。
「動いてください」だけではなく、
「何をするために動きたいですか?」
まで考える。
そんな訪問を、今月から
意識してみてはいかがでしょうか。









