利用者への説明資料

いいね!する男性
Q.

ご利用者様・ご家族様にお渡しする注意事項の
資料について。

今後、クレームになりやすい事柄をとりまとめ
最初のうちに伝えていこうという取り組みから
資料を作り始めました。

書いて渡すことで逆にこちらが不利にならないか、

また、ご利用者様・ご家族様が不安又は微妙に思い
サービス開始にまで繋がらないかと心配になって
きました。

あえて説明しない方が良いのでしょうか?

A.

たった1回の無料体験で、得られる信頼度や
成約率が全く違う結果になる可能性はあります。

無料体験時に必ずしておく説明は、

  • 施術を受けるとこんなメリットがありますよ
  • → なぜか?

  • 保険証が必要ですよ
  • → なぜか?

  • 同意書が必要ですよ
  • → なぜか?

  • 自己負担がありますよ(1割or3割)
  • → どういうことなのか?

  • 施術は1回20分くらいですよ
  • → なぜか?

  • 週に3回くらい受けるのがおすすめ(効果的)ですよ
  • → なぜか?

  • そうすると、だいたいこれぐらいの費用になりますよ
  • → どうやって集金するか?

  • 同意書はこうやって入手してくださいね
  • → 流れ・段取り

といった部分になるかと思います。

面倒くさそうだな、とならないためには
「悩ませない・考えさせない」ように
色々とお膳立てをしてあげることが大切です。

無料体験を受けて下さる
まったくの新規患者さんには、

パワーポイントなどで
施術の価値、治療方針、院の紹介をまとめた
説明ツールを使うと
時間もかからないうえ、内容も伝わりやすいです。

文章にするとかえって複雑になってしまう内容なので
細かい文字が並んだ書類にするよりも、

写真や、カラフルなイラストを盛り込んで
視覚でわかりやすく
説明したほうが効果的なのです。

紙芝居っぽい《説明キット》、

例えば「@@治療院・往診用ご案内ブック」

というようなものを作成して持参すると良いですね。

協会の会員さんからは、無料体験の患者さんには
紙芝居っぽくiPadのページ(15~20ページ程度)を
見せながら、患者さんが視覚で分かるように
説明しているよ、というお話も聞きます。

iPadでなくても、
例えば、印刷したものをクリアファイルに入れて
ページをめくって見せながら、
というのでもOKだと思います。

こうすると、ただ口頭で説明するよりも
イラストや写真で情報を
補足するので、患者さんの理解度が
全く違ってきます。

こういった説明補足ツールで理解度が違えば
施術を受けた時の印象も変わり
2か月目、3ヶ月目と継続率も上がります。

別にお渡しする資料(小冊子)を作成するのであれば、
体験が終わった後で読んでもらったり、
クチコミツールとしても活躍しますので、
患者さんやご家族がちょっと確認したいな、と思った時に
参考にしてもらえそうなことをポイントにして
盛り込んでおくと良いと思います。

また、苦情やクレームはこちらがどんなに
気を付けていても完全には避けられませんので、
応対の仕方を考えて工夫することも必要になります。