施術者2名で患者さん2名…

貯金箱

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

今日から7月に入って、
2019年度も後半戦に突入です。

弊社も創業から丸10年が経ち、
今日から11年目のスタートとなる
節目の1日となります。

さて、毎年この時期に
決算処理をするのですが、
必ず行うルーチンワークとして、
起業当初の銀行通帳を確認するというものがあります。

2005年に独立開業したのですが、
その当時の貯金残高がコチラでした。

銀行の通帳残高
(藤井 宏和 29歳 独身)

2005年7月26日:残高 660円

2005年8月27日:残高 150円

2005年9月27日:残高 110円

2005年10月28日:残高 60円

2005年11月25日:残高 970円

2005年12月28日:残高 600円



先日、8歳の息子の貯金箱を確認したら
2万円程入っていましたので、
それよりも、寂しい残高です、、、

この当時は、鍼灸マッサージの専門学校を
卒業して整形外科でアルバイトをしていました。

毎月10万円程度のアルバイト料が入ったら、
その日のうちに、全額降ろして
翌月まで、10万円で何とかして
耐えしのぐという生活をしていました。

その当時は、サラリーマン意識全開でしたので、

「あれだけ、汗水流して働いて、
 スイッチマンやっているのに、手取り10万かよ・・・」

というクレクレ星人でしたし、
”職場から給料を貰っている”という意識でした。

それで、先日こちらのページをご覧になった
オーナー様から、今後の訪問治療院の
経営についてご相談を頂きました。

オーナー様のお名前はAさんと言うのですが、
Aさんは、このページを見る前に
訪問マッサージの某FCに加盟してしまったとのこと。

「なんで、FCに加盟する前に
 このページを見つけられなかったのか・・・」

とすごく後悔されていましたが、
現状を確認したところかなり厳しい状況でした。

「6月時点の、施術スタッフさんの数と患者さんの数を
 教えていただけますか?」

と聞いた所、

「正社員施術スタッフが2名(月給30万)、患者さんも2名」

とのこと。

オープンしたばかりかなと思ったのですが、
既にオープンして半年以上経過していて、
ずっとこの状態が続いていて、
浮上のキッカケが掴めないというお悩みでした。

患者さん1名の施術をして得られる報酬は
月間で3万円程度です。

「売上3万 - 人件費30万 = -27万円の赤字」

この状況が続くと早かれ遅かれ
廃業することは避けられないでしょう。

下記は、以前SNSサイトで話題になっていた

「手取り25万貰うにはいくら稼げばいいか?」

というトピックです。

手取り25万貰うにはいくら稼げばいいか?

サラリーマン意識とは、ひとことで言うと
「給料を手取りの額で考える」意識である。
月給30万円だと、社会保険料や税金などを
引かれるので手取り25万円。

「自分は会社から25万円の給料をもらっている」
と考えるのがサラリーマン意識である。
ところが一般に会社が社員に支払っている人件費は、
給料の約3倍といわれる。

「こんなに働いて、給料はたったの25万円か……。
バカらしいったらないね」などと言っている社員がいる。
だが、そんな社員を養っている経営者のほうが
よっぽどバカらしい。社会保険料の半分は会社持ちだし、
交通費、福利厚生費、水道代や光熱費、消耗品費、
会議費、飲食費など、諸々の経費を計算すれば
会社は給料の約3倍の人件費を社員に払っている。

つまり、経営者の本音は
「手取りの額の分だけ働くなんてとんでもない。
今の3倍は働いてから文句を言え!」である。
だから意識の低い社員に対しては、
「会社はあなたに毎月90万円かけている」と
具体的な数字を明示するべきなのだ。
すると社員のほうも「そうか」と理解する。

しかし、残念なことにそれだけでは意識は変わらない。
心のどこかに「給料は天から降ってくる。
じっとガマンして毎日通っていれば、
必ず月末には降ってくる」という
“サラリーマン意識”が残ったままなのだ。

給料分を働くのは思いのほかキツイ!

会社員の給料は公務員と違って、
会社の売上金から出ている。
25万円という現金をもらうためには、
どれだけ仕事をすればいいのか。

もちろん、会社がかけている90万円を
稼いだからといってOKではない。
商品原価、宣伝広告費、通信費、旅費交通費、
事務所費、総務や経理などスタッフ部門の
人件費などさまざまな経費がかかる。

最低300万円の売り上げを上げないと
90万円という給料分は出てこない。
300万円売り上げてはじめて
手取り25万円をもらうことが
できるということを教えない限り、
社員の甘いサラリーマン意識は払拭できない。

そして、そういう説明をした後で、こう聞いてみるといい。

「君は会社という組織に属さず、何もかも1人でやって、
25万円のお金を月々コンスタントに手に
入れることができるかね?」と。

「できる」と答えられる人は、よほど優秀か、
よほどの世間知らずか、どちらかだろう。

ほとんどの社員は、そこで初めて気づくはずだ。

――今もらっている給料は、オレの分だと
威張って受け取れる性質のものではない。
会社からのお恵みの部分がかなり大きいのだと。
管理職や重役だって、このことに
気づいていない人が多い。恥ずかしい話だが……。

鬼の第1則

給料が毎月、天から降ってくると
思っている人に聞きたい。
“いまの給料の額”を、
会社に属さずに手にできるかと…

某FC加盟店で勤務している施術者も

「もっと本業の施術をしたいので、
 オーナーさん、仕事を取ってきてくださいよ!」

という気持ちがあると思います。

自分が居るだけで、

「売上3万 - 人件費30万 = -27万円の赤字」

の状況なわけですから。

ただ施術者の実際は手取り25万の裏側には、
社会保険料(半分)、交通費、福利厚生費、
水道代や光熱費、消耗品費、会議費、飲食費、ガソリン費、
リース費、商品原価、宣伝広告費、通信費、旅費交通費、
事務所家賃費、総務や経理費など
様々な経費が掛かってきます。

これは、雇われている施術者の
支店では見えず、実際に経営してみないと
分からない部分です。

一般的な企業では、手取り25万貰うには
300万程の売上を作らなくてはならない…。
ということですが、
訪問マッサージ・訪問鍼灸の会社で
施術だけやっている鍼灸マッサージ師が、
手取り25万貰うには、
最低でも3倍の75万程の売上を
あげてもらわないと経営側としては
厳しくなってきます。

高齢化社会の中で要介護者の数は
どんどん増えて需要は十分すぎるほどあるのに
患者さんから選ばれていないということは、
ちょっと市場のニーズとずれているんですね。

開業当初の訪問治療院経営において
最も悩むことはなんでしょうか?

それは「患者様がいない!」、
「集患が出来ない!」ということですよね。

ほとんどの治療院さんは
「患者さんがいない!」ということが最大の悩みだと思い
ます。

  • 「患者さんさえいれば・・・」
  • 「実際の治療を受けてくれさえすれば・・・」

そうなのです。

3年間の専門学校での修学、
そして卒業後の臨床経験がある
国家資格者の施術者であれば
患者様さえいれば、きちんと対応できるはずなのです。

このように素晴らしい技術を持った
鍼灸マッサージ師でありながら、
その存在が患者さんに伝わっていないことは、
患者さんや地域社会にとって大きな損害です。

「集客力」が弱いと、患者様に
治療する機会すら与えられません。

どんなに経験や知識があっても、
治療家として実力を発揮する場が
ないのは残念過ぎます。

プロ野球選手もバットとボールがなければタダの人。
治療家さんも、治療する相手がいなければタダの人なのです。

そうならないように、
「患者様を集めてくる力(=集客力)」
は、常に向上させて行きたいですね。