こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
子供の夏休みの読書感想文を書くのに
選んだ本が
「バビロン大富豪の教え」でした。
紀元前から時間と場所を超えて
生き残ってきた内容で、
バビロン大富豪が次の
7つの教えを説いてくれます。
その1
「収入の10分の1を貯金せよ」
その2
「欲望に優先順位をつけよ」
その3
「蓄えたお金を働かせよ」
その4
「危険や天敵から金を堅守せよ」
その5
「より良きところに住め」
その6
「今日から未来の生活に備えよ」
その7
「自分こそを最大の資本とせよ」
この7つを守れば、今より確実に
豊かな生活が送れるように
なるということです。
バビロン大富豪の教えで
もっとも大事なのが
「収入の10分の1を貯金せよ」
というものです。
紀元前の時代も令和の時代も、
「収入の10分の1を貯金せよ」
については、
多くの人が出来ていません。
以前、当協会でマネーに関して
お伝えするセミナーの
アンケートの中で、
・現在の貯金額は?
という項目があったのですが、
その項目について、
セミナー参加者の約8割の方が
「貯金ゼロ(無貯金)」
ということでした。
これが、20代の鍼灸マッサージ師で
安月給で修業中ということでしたら
理解できなくもないのですが、
30代、40代で奥さん・子供がいる方も
「貯金ゼロ(無貯金)」という方が
多くてちょっと心配になりました。
考えてみると、
「貯金ゼロ(無貯金)」の
状態というのは、
・そもそも給料が安すぎて
貯金できない状態
・沢山稼いでも、稼いだ額と
同等のお金を使ってしまっている状態
のどちらかです。
実は、お金を稼ぐ能力と
お金を維持管理する能力は
全く別物です。
僕たちは何かとお金を
「稼ぐ」能力ばかりに
注目してしまいます。
「独立開業で年収1000万円!」
という言い方も、
入ってくる額だけしか
言い表していません。
しかし、仮に1000万円稼いだ
鍼灸マッサージ師が、
贅沢な生活をして、
1200万を使ってしまったならば、
その人は200万円の
借金が残ることになります。
そういう人のことは、一般的に
「お金持ち」とは呼びません。
稼ぐ額が大きいか
どうかが問題ではなく、
幾ら手許に残せるかが
問題になってきます。
訪問治療院経営でも、
言いますよね、
「売上額じゃなくて、
利益率が大事だ!」って^^
また、鍼灸マッサージ師さんで
独立開業して
1年目で弾けてドカーンと稼いだりすると、
今まで、6畳の一間のアパート
(家賃4.5万円)に住んでいたの
すぐに生活を「アップグレード」
させてしまい、
2LDKの新築デザイナーズマンション
(家賃22万円)に
引っ越してしまう人もいます。
あとは、自己啓発のセミナーに触発されて、
セルフイメージを上げるためという理由で、
やたらとブランド品のスーツを買ったり、
高級レストランで食事をするなどの
「ぜいたく」をしたりしちゃう人もいます。
そうすると、いくら
1000万円稼いでも、
稼いだ額が増えた分より、
出ていく額が増える分の方が
多くなってしまうのです。
お金というのは、ある日突然
貯まるというものではありません。
お金を貯めるには、
お金の習慣を変えることが重要です。
「お金の習慣」を変えることで、
僕たちは「お金がない」という
問題から解放されていきます。
そもそも、あなたは
「お金が貯まる黄金の比率」
というものを知っていますか?
この比率を守ると、
自然とお金が貯まる体質に
なってきます。
それは、
・収入の2割:貯金
・収入の6割:生活費
・収入の2割:自己投資
という比率です。
月収30万円のヒトであれば、
・収入の2割:貯金(6万円)
・収入の6割:生活費(18万円)
・収入の2割:自己投資(6万円)
という比率になります。
現在、「貯金ゼロ(無貯金)」のヒトが
収入の2割を貯金に回すのは
最初はキツイかと思います。
でも、「収入の2割を貯金」というのは
日本の社会人としては
常識な数値と言われています。
僕の知人で、元大手銀行の
融資担当をしていた方がいるのですが、
その彼曰く、
「収入の2割の貯金が
出来ないような人には融資はしない」
という銀行内の
暗黙のルールがあるそうです。
つまり、年収300万の社会人
10年目の33歳であれば
貯金額は累計稼ぎ額の3000万円の
2割で600万程度は持って
融資の対象から
外れてしまうということです。
鍼灸マッサージ師さんは、
僕を含めて
社会のレールからはみ出した
アウトローな方が多いので、
・「そんな銀行の常識はクソくらいだ!」
・「俺は銀行なんかに頼らないで
生きていく!」
・「社会の常識こそ疑うべきだ!」
と思う方もいらっしゃいますが、
世間一般的には
そういう考え方なんだと
理解しておくことも大事です。
そうやって、収入の2割を貯金をしつつ、
出来るだけ贅沢な生活を排除して、
その分を自己投資に回して
自分の能力を上げていって、
より多く稼げるような
自分に成長していく。
この黄金比率を守ることで、
「お金が貯まる体質」に
なっていくでしょう。