こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
さて、義務教育といえば、
「義務教育に介護体験を導入」
という事が
話題となっています。
↓↓↓
—– Original Message —–
【義務教育に介護体験を】
一般社団法人介護人材
政策研究会(東京都千代田区)は
「義務教育課程における
介護に関する
体験の充実について」と
題した要望書を
末松信介文部科学大臣に提出。
若者世代が介護を
身近に体験できる環境の整備を求めた。
平成29年度版
「中学校学習指導要領」には、
「介護など高齢者との
関わり方について理解すること」
「高齢者の介護の基礎に関する
体験的な活動ができるよう
留意する
介護に対する理解を
深める教育方針が記載されている。
同会は、実際には
「介護に接することに
なるのは、多くの場合、
家族等に介護が
必要になったときであり、
特に若者世代にとっては
『遠い未来の話』という
認識がほとんど」と指摘。
それが介護人材不足の
課題につながっている
という見解を示した。
その上で、
「彼らが体験のなかで
介護という仕事の大切さを知り、
実際に介護従事者の
働く姿に接することなどを通じ、
『介護ではたらく』ことの
具体的なイメージを
抱けるようにするこ
として、介護に関する
授業や社会科見学などを、
さらに積極的に
取り入れることが必要であるとした。
(高齢者住宅新聞より、、、)
—— End of Message ——
このニュースを読んだ後に
「是非、
この取り組みが実現してほしい」
と心から思いました。
そう思った理由として、
次の3つのポイントがあります。
1:介護体験をすることで、
実際の現場を知ることが出来る
そもそも、介護業界と聞いて
どんなイメージを持たれますか?
「体力が持たなさそう…」
「いつだって人材不足。
その理由は、現場が厳しいからじゃ
ないの?」
確かに、万年介護業界は
【人手不足】とされていて、
この業界の
厳しさが分かると思われます。
ですが、その厳しさって
あなた自身が
体験されたことでしょうか?
実際に経験したことが
ない状態でしたら、
想像で何とでも言えてしまいます。
実際に体験してみて、キツイだけではなく
介護を通しての
喜びを知ることが出来ると考えます。
2:高齢者を
敬う気持ちが芽生える
現代の日本の核家族化では
おじいさん おばあさんと
同居する割合が減ってきています。
日常的に
お年寄りと触れ合う機会が
少なくなっている状態ですね。
そのため、必然的に
高齢者を”敬う”場面が
少なくなります。
ですが、介護体験を通して
高齢者の考えや、行動を
知ることで、高齢者を
身近に感じやすくなります。
加えて、小学生や中学生が
お爺ちゃん、お婆ちゃんと
触れ合うことで
お年寄りに対しての思いやりの心も
芽生えてきます。
若い時のお話などを聞くと、
インターネットで
調べるだけでは得られない
知識も教えてくれます^^
この触れ合いを通して、
結果的に高齢者への
優しい気持ちを
持つことが出来る事でしょう。
3:自分の家族を介護する際の
シュミレーションが出来る
老孫介護という言葉がありますが、
孫が祖父母の
介護を行うことを言います。
孫が介護を行う理由としては、
親が病気で介護ができない、
親が他界している、
親が仕事を続けて孫が介護を担う
といったケースがあります。
義務教育を終えて、
10代の年代から
介護をせざる得ない状況に
なってしまう可能性もあります。
介護は実際に行ってみないと
分からないことだらけです。
今後は高齢化社会に
拍車がかかっておりますが、
実際に介護が必要にならないと、
重要性というのは
未知の世界です。
そのため、
介護体験を通しておくことで
自分自身のいざという時の
準備をしておけます。
僕自身も、
義務教育時代はもちろん
学生時代は介護業界は
未知の世界でした。
僕の場合は、たまたま
祖母が介護が必要になったのを
きっかけに、
この訪問マッサージの
業界に飛び込みました。
辛いことは沢山ありましたが、
それ以上に受け取る喜びも
沢山ありました。
大好きな人に長きして欲しい。
そのための手助けを、
自分が行いたい。
この気持ちは、
皆さんが持っている
思いだと感じます。
辛いことは多い介護業界ですが、
それ以上の喜びや
利用者さん、ご家族の
「ありがとう」の言葉は
かけがえのない
喜びになります。
何も知らない状態で
「なんて厳しい業界なんだ!
関わりたくない!!」と
思われるよりも、
教育現場から少しずつ変えていく。
そして、10代の若い内に、
「介護って今後の日本に
必要な、
本当に大切なことだな…。」
という実感を持っていただければ、
非常に嬉しいと思います。
今後の高齢化社会に
必ず必要なお仕事ですから。
このような取り組みが、
増えて行って、
介護業界が国民の皆様の日常に
身近なものに
なればいいな、と思います^^