こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
訪問鍼灸マッサージの中で
初回体験治療の重要さは
何度かお話しさせて頂きました。
(参考:初回体験治療の成功法則)
https://houmon-massage.jp/cont
先日、初回体験治療も上手く行き
同意書も獲れて、
初回の治療を済んだのに
患者さんから、
「やっぱり、止めておきます・・・」
と、治療中止の
連絡が入ってしまったという
ご連絡を頂きました。
治療中止の理由を聞いたところ、
初回体験治療を
担当した施術者(エース格)と
初療に入った施術者が異なり、
その担当施術者が
「ナヨっとした感じ(中世的)」
の男性施術者だったので、
ちょっと継続するのは、
難しいかなと思って
お断りを入れたとのことでした。
せっかく初療まで済ませ、
本来であれば
これから約18か月間は
継続する可能性が高い患者さんに
1回で治療終了を告げられるのは
ツラいことです。
訪問鍼灸マッサージは
医療でもありますが、
患者さんに対して
接客するという側面もあるので
「ナヨっとした感じ」に
問題がある場合は
そこは修正した方が良いです。
しかし、このあたりは
ジェンダーの問題などもあるので
一概に言えない
ナイーブな問題でもあります。
最近、話題になっている
『LGBT』という
単語を聞いたことが
あると思います。
LGBTは
・Lesbian,
・Gay,
・Bisexual
・Transgender
上記の頭文字を取った
用語であり、
性的指向や
性自認に関連する
多様性を表現する言葉です。
今回、このLGBTに
着目した葬儀方法の
ニュースを拝読したので
共有させていただきます。
—– Original Message —–
「LGBTQ対応促進
性自認に合わせて葬儀」
性別の多様化が進む中で、
亡くなった方の
意向に沿ったものなのかを
考える必要が出てきたという。
「今後、遺族や生前の
ご本人から性自認などに
関する相談があった場合には、
それに対応できる
メニューの整備などを
進めていきます」
また、亡くなった人に
同性パートナーが
いた場合の対応にも
力を入れていく、とのこと。
「今後は、パートナーと
親族が話し合った結果、
パートナーが喪主を
務めるということになれば、
社としてしっかり
対応していきます」
(高齢者住宅新聞より引用)
—— End of Message ——
過去にはLGBTの
権利や社会的な認知について
あまり広く議論されることは
ありませんでしたが、
近年ではLGBTの人々が
直面する課題に対して
関心が高まっています。
関心が深まっている
理由は
僕自身、以下3点が
濃厚だと感じています。
1.法的な進展
まだ日本では
同性婚は合法化されていませんが、
特定の都市や自治体で
同性カップル向けの
パートナーシップ証明書や
同性パートナー制度の導入が
進んでいます。
また、性同一性障害者の
性別変更手続きに関する法律も
一部改正されています。
2.カミングアウトの増加
昔に比べて、メディアや
インターネットを通じて
LGBTの人々が
自らの性的指向や
性自認について公表する
「カミングアウト」を
行うケースが増えています。
3.教育と啓発
学校教育において、
LGBTに対する理解を
深める取り組みが
進んでいます。
性的マイノリティに対する
差別やいじめの予防、
LGBTに対する理解を
促進する教育プログラムが
一部の学校でも
実施されているようです。
以上3点の観点及び、
今後の日本のグローバル化を
目指す上でも、
LGBTに特化した葬儀を
提案した企業様は
非常に最新的な
取り組みをされて、
今後も前進を続けていく
企業であると感じました。
LGBTがこれだけ
騒がれているので
今後、訪問マッサージ業界においても
ナヨっとした感じ(中世的)の
施術者が入社するケースも
増えてくると思います。
「ナヨっとしているから採用しない」
ではなく、
多様性を受け入れて
親身になって
対応していきたいですね。