こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
今回は、以前ケアマネ業務をしており
現在は訪問治療をしている先生から聞いた、
”ケアマネさんのお困りごとトップ3”
をシェアいたします。
ケアマネさんは普段の業務の中で
一体、どんなことでお困りなのか?
ケアマネ業務のお困り事TOP3
1:膨大な事務処理
何かがあるたびに書類の作成が付きまとい、
突発的な懸案が重なると書類の作成が
後回しになってしまい、事務処理が
あっという間に溜まってしまいます。
日中は訪問で外出することが多いため、
残業して事務処理をすることがほとんどです。
都道府県の監査が入る時などは、
一週間くらい徹夜して書類の整備をすることもあります。
とにかく、この書類作成などに関わる
事務処理関係にはいつも悩まされます。
2:利用者及び利用者家族のクレームや問題状況等の対応
ケアマネが担当する利用者さんがみんなが
物分りの良い人たちとは限らず、
必ず数名は何らかの問題を抱えています。
それは、ヘルパーさんの掃除の仕方が気に入らないとか、
モノやお金が盗まれただとか、デイサービスの
お風呂の順番が気に入らないとか、
何かにつけてはクレームをする利用者や家族がいたり、
介護放棄や、虐待、経済的な困窮など、
難しい問題を抱えてい利用者がいます。
このような問題を抱えた利用者を
ほとんどのケアマネは、数人は持っています。
その方々の対応は、毎回毎回何かしらのトラブルがあるので、
非常に時間を取られたり、事業所と利用者の板挟みになったりと、
中立な立場が前提となっているケアマネさんとしては
困ってしまうケースが多々あります。
3:介護の制度や法律を十分把握しておく必要がある。
まず、介護に関連する制度や法律のことですが、
ケアマネは介護保険制度以外にも、
生活保護や障害者福祉制度、成年後見人制度などの
利用にも関わる場合があります。
この辺りは、自分で勉強して対応するか、
専門家の知恵を拝借するなどして
対応しなくてはなりません。
それと、
”居宅事業所は新規利用者獲得で困ってないですか?”
と聞かれることが多いのですが、
私もそうでしたし、他のどの事業所も
新規獲得はあまり困っていないと思います。
どちらかというと、私が活動していた地域(関東地区)
ではケアマネが足りない状況でした。
先日、地元の地域包括に行った際には、
ケアマネ業務を手伝ってもらえないかと、
真剣にお願いされた事もありました。
また、独立して居宅事業所を開設した知人のケアマネから、
ケアマネはやらないのかと聞かれたりと、
ケアマネが足りない状況を実感しています。
ちなみに一人で独立したケアマネは、
利用者数は30人を超えて受け入れも限界に近いとの事でした。
新規利用者の紹介元は病院と地域包括支援センターがほとんどです。
ですから、病院との連携をスムーズに行うのも重要です。
ということで、ケアマネさんの悩みごとの多くは
- 事務処理関係
- 利用者とのトラブル処理
- 制度の理解と病院との連携
- ケアマネさんの事務処理を簡略化できるような
マメな報告書を提出する。 - 利用者さんやご家族さんの愚痴を施術中に聞いて、
大きなトラブルになる前に、ケアマネさんに報告
(※ケアマネさんは利用者さんとは月に1度しか会いませんが、
鍼灸マッサージ師は月に10回程度会うので、色々な愚痴を聞けますので)
というのが分かっていれば
訪問鍼灸マッサージ師としては、
など、ケアマネさんのお悩みを少しでも
解消するような考えを持って行動すると
自然と訪問マッサージ・訪問鍼灸の
紹介が増えて行くかもしれませんね^^