柔整師は訪問鍼灸に専念すべき?

ハリネズミ

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

今年も残りあと2日で
2018年が終わります。

あなたの今年1年は
いかがでしたでしょうか?

多くの鍼灸マッサージ師が
個人事業主なので、
12月が決算月になると思います。

どうでしょうか?
年始に立てた目標は
達成できましたでしょうか?

12月末のこの時期は、
何かの区切りをつける時期なのですが、
ここ最近、柔整(鍼灸)師の先生から、

「年内で整骨院の店舗を閉じて、
 年明けからは訪問鍼灸に注力します!」

というメッセージを頂きます。

柔道征服師といえば、一昔前であれば、

「整骨院を開業すれば年収1000万は堅い」

「院長は経費でベンツを購入」

「経営が上手く行けば、自社ビルが建つ」

と言われていましたが、
ここ最近は、柔道整復師を
育成する学校の新設の影響や
卒業生の増加によって、
「供給過剰」状態となっています。

そんな状況下で、
柔道整復と鍼灸師の資格を持った
柔整鍼灸師さんたちが
訪問鍼灸に活路を見出そうとしています。

ひとり整骨院を経営しながら
お昼休みなど空いている時間を使って
訪問鍼灸を行っていましたが、
1月より整骨院を閉めて、
訪問鍼灸一本でいく心づもりが出来ました。

店舗を閉めてしまい、行動すれば
確実に成功への道があることは
わかっていましたが、なかなかできませんでした。

しかし、退路を切ったので
2016年からは柔道征服師の資格を使わずに
訪問鍼灸のみでやって行こうと思います。

整骨院経営をしてきて、
今までの既存の患者さんが居る場合は
スグに店を閉めて、訪問一本に
切り替えるのは、時間が掛かったと思います。

ただ、ひとり治療院の先生で、

「訪問+実費」

「訪問+柔整」

「訪問+店舗」

など、二つの柱を確立しようとしても
どちらも中途半端になってしまうケースが
非常に多いです。

スタッフさんや後継者がいるのであれば、
店舗や柔整保険の部門を任せることは出来ますが、
ひとり治療院の場合は、なかなか難しい部分があります。

これからの時代は、
柔整の資格で食べていくのではなく、
柔整の資格を在宅での外傷治療や
疾患の識別などに役立てる手法が
正解なのかもしれません。

来年1月で店舗を締めて、
訪問鍼灸1本でやっていくという
選択は勇気が必要ですが、
来年の今頃になったら
「あの選択は正しかった」
と思うようになると思います。

是非、2019年度は訪問治療に絞って、
地域の高齢者のため、
そしてご家族やご自身の為にも
頑張ってください!