こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
日々、メールマガジンで情報配信していると、
読者さんから時々、お叱り?のような
メッセージを頂くことがあります。
そんなアンチファンの特徴としては、
批判するだけして、代替案を提供してくれません…。
まるで、居酒屋で上司を批判するサラリーマン
のように文句を言うだけ。
以前は、そんなアンチファンに対して
ムカムカした気持ちを持っていましたが、
今はそんなアンチなファンを
大切にしなければならないと思っています。
なぜなら、僕のメルマガを
しっかり読んでくれているからです^^
好きの反対は嫌いではなく無関心。
つまり、彼らがいなくなったら、
世間からスルーされて忘れられた存在
ということを意味するからです。
僕はこのメルマガの中で、
- 売上アップの手法
- リピートアップの方法
- 利益拡大の方法
- 事業展開のやり方
など、どちらかというと
売上アップや利益アップに繋がるような
情報発信することが多いです。
そうすると、必ずアンチ読者の方から
ご批判のメッセージを頂きます。
先日も、アンチ藤井の読者さんから
こんなメッセージを頂きました^^
お世話になっています。
以前から、藤井様のメルマガを読んでいますが、
治療院に関しての情報提供だと思っていましたが、
最近は関係のない、結婚相談の話題で持ちきりですね。
藤井様のメールは、マーケティングに
関してのことが多すぎると思いますが
当院は、開業以来固定ファンの患者さんがいて
家族が食べて行けるだけの収入はあります。
夕方以降は、子どもと遊んだり、
夜になったら学生時代の友達と飲んだり、
カラオケに行ったり楽しんでいます。
そんな生活も楽しいですよ。
治療院経営においての
行き過ぎたマーケティング主義は
いかがなものかと思います。
僕だって、仕事もしてますが、
子どもと遊んだり、
友達と飲んだり、
カラオケに行ったりも
したいですよ^^
でも、このアンチ藤井の
先生の憧れの生活は、
ある大事な観点が抜けています。
この説明をするに当たって、
こんな逸話があるのをご存知でしょうか?
メキシコの漁師とアメリカのMBA旅行者の逸話
メキシコの田舎町
海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」と尋ねた。
すると漁師は
「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。
旅行者が
「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、 漁師は、
自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」
と旅行者が聞くと、
漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。
戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールで
MBAを取得した人間として、
きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、
漁をするべきだ。それであまった魚は売る。
お金が貯まったら大きな漁船を買う。
そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。
やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。
自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
その頃にはきみはこのちっぽけな
村を出てメキソコシティに引っ越し、
ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。
きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、
日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、
子どもと遊んだり、奥さんと昼寝して過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、
ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。
どうだい。すばらしいだろう」
—————————————
なかなか皮肉が効いた逸話ですよね^^
あなたは、のんびり気質のメキシコ人と
合理主義的なアメリカ人、
どちらの生き方が良いですか?
メキシコ人漁師が今いる状況と、
25年の歳月をかけて同じ場所に
たどり着く状況の間には
表面的には全く違いがないように思えます。
あなたが、
のんびり気質のメキシコ人と
合理主義的なアメリカ人、
どちらの生き方が良いかは分かりません。
ただ、メキシコ人漁師が今いる状況と、
25年の歳月をかけて同じ場所に
たどり着く状況の間には
表面的には全く違いがないように思えます。
しかし、これはまるっきり違うと思います。
なぜなら、メキシコ人漁師が魚釣りをしている状況は、
未来永劫魚がとれることが前提となっています。
自然環境が悪化、海水の温暖化、
または漁師の怪我や病気などによって
売れる魚が獲れなくなったりすれば、
その生活は終了します。
もし、メキシコ人漁師が
- 今のままの生活で十分ハッピーだよ
- 今の生活に満足しているのに、なぜもっと頑張らないとだめなの?
と感じているとしたら、それは、未来永劫自分に
災厄が起こらないと楽観的に考えているからではないでしょうか。
同じようにメッセージを頂いた鍼灸マッサージ師さんも、
今の生活で十分満足ということですが、
近隣でライバル院が増えて来たとか、
ご自身の怪我や病気などによって、
固定患者さんに対して施術をすることが
出来なくなってしまったら
平和なその生活は終了します。
メキシコ人漁師の生活は、
たしかに穏やかで平和でしょう。
人生の中で様々な苦労を乗り越えてきた方も
最後に求めるものは、結局は
平和な生活だと思います。
しかしそれでも、人生の吸いも甘いも
すべてを経験して、ひと回りしてから
平和な生活を求めるのと、
何もチャレンジせずに
初めから平和な生活を求めるのは違う事です。
責任を負って仕事をする喜び、
仕事で大失敗しての哀しみ、
スタッフや多くの患者さんと関わる楽しみ
など、ひと回りしてから見える
世界は違うんじゃないかなと思います。
人それぞれ、生きていく上の価値観は
違っているのが当たり前ですが、
僕自身は、ひと回りしてから
平和な生活を求めたいなと思います。
あなたはどうですか?