税引き前のお金をフル活用

確定申告

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

週末に大阪と東京にて、
「院長の手取り最大化セミナー」
を開催させて頂きました。

クリスマス真っただ中の中、
全国から140名の院長先生に
ご参加いただきました。

セミナーでは今後オーナー院長として、
手取りを最大化させるために、

  • 国民健康保険料対策
  • 住宅対策
  • 旅費対策
  • 退職金対策
  • 税務調査対策

などをお伝えさせて頂きましたが、
オーナー院長が世の中のサラリーマンと違い
最も有利な点は、

「税引き前のお金を使える」

という点です。

世の中のサラリーマンは、
給与以外の収入がないのですが、
その手取り給料額を手にするまでに、
所得税、住民税、社会保険税など
各種税金にタップリ搾り取られてしまいます。

なので、会社で昇給したとしても
各種税金の負担割合も増えるので、

「本当に、昇給したの?
 全然、手取り額が変わってないじゃないかーー!」

と、奥さんに怒られるのです…(笑)

多くのサラリーマンは、
税金が引かれる前のお金を手元に持つことの
素晴らしさを想像できないと思います。

実際に手にしたことがないため、
これは仕方のないことかもしれません。

政府としては、最もボリュームが多い
サラリーマンから確実に
所得税、住民税、社会保険税などを
徴収する完璧なシステムを構築しているので、
サラリーマン自身に変な税金の
知識を持ってほしくないという方針です。

ただ、サラリーマンが
副業でもいいのである程度稼げるようになると、
”税引き前のお金”の威力を理解するようになります。

このメールの読者は、
ほとんどが、個人事業主や法人の代表だと思いますが、
自分でビジネスを始めると、
ガソリン代、飲食代、書籍代など
あらゆる領収書を経費として落とすことができます。

利益は売上から経費を引いた部分なので、
見かけ上の利益額を経費計上して
減らせるため、無駄な税金を引かれなくて済みます。

世の中の、サラリーマンは給料という形で
毎月決まった額が銀行口座に振り込まれます。

ただ、この時点でタップリと
税金が差し引かれているため、
日本人の多くの人にとって
税金を納めている感覚を持っていません。

一方、独立開業した立場であれば、
税金が引かれる前のお金を
自由自在のコントロールすることができます。

訪問鍼灸マッサージ院の運営を
している先生であればであれば、
大枠でとらえると、

「高齢者社会に関わる全ての人を救う」

ということになりますので、
そのビジネスに関係のあることであれば、
どのような領収書であっても
通常は経費として落とせることになっています。

例えば、レセプト処理や報告書作成には
パソコンが必要です。

そのため、新たなパソコンを購入するときは
必ず領収書又はレシートを取っておき、
売上の中から、経費として差し引くことが出来ます。

例えば、20万円のパソコンを購入して経費で落とせば、
見かけ上は治療院の売上が20万円だけ減ります。

税率が30%であれば、

20万 × 30% = 6万円

と、6万円も余分な税金を節減することが出来ます。

今の時代、パソコンは日本国民であれば、
サラリーマンであっても、
プライベートで使うものとして
全員保有していると思います。

このとき、サラリーマンは
「タップリと税金を差し引かれたお金」から
パソコンを購入しなければいけません。

一方、個人でビジネスをしているというだけで、
パソコンの購入分だけ無駄な税金を払わなくて済むのです。

これはパソコンの購入に限りません。

例えば、、、

白衣、ユニフォーム、
水道、電気、ガス、灯油、
電車、バス、タクシー代、
宿泊代、高速代、パーキング代、
新聞、雑誌、電柱、チラシ、
店の名前入りボールペン、
カレンダー、贈答品、
お菓子、飲み物、視察旅行、慶弔費、
お中元、お歳暮、
地元商店街の行事の寄付金、
トイレ掃除用具、各種文具、
慰安旅行、健康診断、保険料
店舗家賃、月極め駐車場、
外部委託費、クリーニング代、
消毒代、コピー機のリース費

などは、当然のように経費になります。

ただ、どこまで経費にしていいかという点で、
迷ってしまうところもあると思います。

例えば、あめ玉を買ったとします。

一見すると、ただのお菓子ですが、
この”あめ玉”を何のために買うのか?

それは、

「短期的に脳に糖分を与えて、最高のアウトプットをするための道具」

というストーリーが出来れば、
経費として認められるでしょう。

なので、カラの経費は無理ですが、
しっかりと支払ったという証拠(領収書、レシート)が
あれば、どのようなものであっても、
しっかりとした説明が出来れば
ほぼほぼ経費で落とすことができます。

「ビジネスに関係している」という条件はあるものの、
少しでもあなたのビジネスと重なるような
ストーリーを意識することが大事です。

これから年末年始で実家に戻って
学生時代の友達と飲み会などもあるでしょう。

「さすがに、友達との飲み会はマズイでしょ?」

と、躊躇するのは勿体ないです。

たとえ、地元の友達との飲みであったとしても、

「異業種で働くサラリーマンの現状はどうなのか?」

「ほかの業界のビジネスがどのように動いているのか?」

「世の中の、景気動向がどのようになっているのか?」

を知ることができます。

その飲み会で仕入れたネタは、
患者さんとの会話のネタに繋がりますので、
当然ながら経費で落ちます。

なので、

「地元の同級生との楽しい飲み会!」

から、

「異業種の動向を知るための情報収集の交流の場」

という意識を持つことが重要です。

個人事業主なり法人の代表であれば、
自分のビジネスに関係するものであれば、
税引き前のお金を経費で使えることが出来るのは、
もの凄い価値があることだと
何となく理解できたのではないかと思います。

世の中には、税引き前のお金が使える人と、
税引き後のお金しか使えない人がいます。

普段、意識していないかもしれませんが、
この差は、とてつもなく大きいのです。

このことを賢く利用している人は、
ご自身の手残りのお金の額が、
とんでもない差となって現れます。

是非、個人で開業しているのであれば、
税引き前のお金を使える特権を
フル活用して頂きたいと思います。