柔整鍼灸師は店舗を閉じて訪問鍼灸オンリーにすべきか?

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

今年も残りわずかとなってきました。
あなたの今年1年は
いかがでしたでしょうか?

コロナに振り回されて
大変な想いをされた方も多かったと
思います。

12月末のこの時期は、
何かの区切りをつける時期なのですが、
ここ最近、柔整(鍼灸)師の先生から、

年内で整骨院の店舗を閉じて、
 年明けからは訪問鍼灸に注力します!

というメッセージを頂きます。

柔道征服師といえば、一昔前であれば、

「整骨院を開業すれば年収1000万は堅い」

「院長は経費でベンツを購入」

「経営が上手く行けば、自社ビルが建つ」

と言われていましたが、
ここ最近は、柔道整復師
育成する学校の新設の影響や
卒業生の増加によって、
供給過剰」状態となっています。

そんな状況下で、
柔道整復と鍼灸師の資格を持った
柔整鍼灸師さんたちが
訪問鍼灸に活路を見出そうとしています。

—- Original Message —–

ひとり整骨院を経営しながら
お昼休みなど空いている時間を使って
訪問鍼灸を行っていましたが、
1月より整骨院を閉めて、
訪問鍼灸一本でいく心づもりが出来ま
した。

店舗を閉めてしまい、行動すれば
確実に成功への道があることは
わかっていましたが、なかなかできません
でした。

しかし、退路を切ったので
来年からは柔道征服師の資格を使わずに
訪問鍼灸のみでやって行こうと思います。

—— End of Message ——

整骨院経営をしてきて、
今までの既存の患者さんが居る場合は
スグに店を閉めて、訪問一本に
切り替えるのは、時間が掛かったと思
います。

ただ、ひとり治療院の先生で、

「訪問+実費」

「訪問+柔整」

「訪問+店舗」

など、二つの柱を確立しようとしても
どちらも中途半端になってしまうケースが
非常に多いです。

スタッフさんや後継者がいるのであれば、
店舗や柔整保険の部門を任せることは出来
ますが、ひとり治療院の場合は、なかなか
難しい部分があります。

これからの時代は、
柔整の資格で食べていくのではなく、
柔整の資格を在宅での外傷治療や
疾患の識別などに役立てる手法が
正解なのかもしれません。

来年1月で店舗を締めて、
訪問鍼灸1本でやっていくという
選択は勇気が必要ですが、
来年の今頃になったら
あの選択は正しかった
と思うようになると思います。

是非、来年度は訪問治療に絞って、
地域の高齢者のため、
そしてご家族やご自身の為にも
頑張ってください!