コロナで患者さんが一気に減ってしまった…

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

緊急事態宣言発令につき、
今まで施術できていた
介護施設の患者様の
施術がストップしてしまい
訪問鍼灸マッサージの
売上がガクンと下がってしまったという
ご相談がありました。

具体的に何名くらいの患者さんの
施術がストップしたのですかと聞い
たところ

「今月だけで、9名の患者さん
 治療が休止してしまいました…」

とのこと。

9名が治療休止となると
売上約30万の減額になるわけですから、
個人や小規模で運営している
訪問鍼灸マッサージ院にとってみれば
大打撃ですよね・・・。

このように、訪問マッサージ・訪問鍼灸
をしているとある時期に、継続して
施術してきた患者さんが立て続けに
減る時があります。

治療を中止(休止)する理由は様々ですが、
ちょうど同じ時期に終了する人が重なる
など、何かが一回りすると、こうなるよ
うな気がします。

通常の年であれば、
1月、2月などの寒い時期は
高齢患者さんの
インフルエンザによって
治療中止(休止)になることが多いの
ですが、今年に限ってはコロナに関わ
ることでストップするケースが多いです。

では、これはマズイ事なのか?というと、
もちろん、この状況が
ずーーーーーっと続けばマズイのですが、
短期的にみれば、そんな事はありません。

一時的に売上は減るかもしれませんが
その分だけ

・新規の患者様を受け入れるスペースが
 できる、
・新たな営業ツールなどをつくる時間が
 できる、

など、次の飛躍に向けた準備が
できるようになるわけです。
まぁ、入れ替わり時期という事ですね。

そしてこの入れ替わり時期の過ごし方
によって、今後どうなるか決まります。

まず、何と言っても、
空いた時間を利用して、
新規患者さんの
受け入れ態勢を整える事です。

それは、
新たな営業先の掘り起しだったり、
ホームページの改善だったり、
チラシをポスティングするだったり、
スタッフを雇うことかもしれません。

要は、患者さんが立て続けに減って
しまい、入れ替わりの時期は、
こういう事をしっかりと
整えておく時期にあてるわけです。

そして、今度は整えたそれを打ち
出すと、以前の売上よりも
グゥーーン
伸びることが良くあります。

こうやって、時間が空いた時に
しっかりとタネを蒔いて、
芽を育てて、花が咲かせるという
思考が必要です。

ただ頭で思うより結構、時間がかかるので、
辛抱強く成長を待つ事が出来るかが
ポイントです。

患者さんが減るも何も、
まだ開業したばかりで
これからという方には、
この季節感は中々掴めないですが、
一度、回り出すと、
この感覚は段々、掴めてきますよ。

安定した収益が確保できる、
訪問マッサージ・訪問鍼灸においても
このように必ず波があるものです。

予約がパンパン状態で、
施術、移動、事務処理だけに
追われてしまっては
なかなか他の事や新しいことに
手が回りなくなります。

まだ、患者さんが少なくて
時間があるなら、それは
しっかりとした仕組みつくりの
チャンスだし、患者さんがどんどん
入り始めた方は、嬉しいかもしれま
せんが、次の手を考えるタイミングは
計っておいた方が良いわけです。

ビジネスを成長させる速度は、
人それぞれ違いますし、その計り方も
バラバラだとは思いますが、
1日最大10人の施術が出来る時間が
あったとしても、常に2割程度の余白を
残して、1日8人程度に敢えて抑えて
進むのが良いかなと思います。