こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
今年は、3月26日に
・あん摩マッサージ指圧師国家試験
・はり師国家試験
・きゅう師国家試験
の合格発表が行われる予定です。
解答速報なども出ていますので、
受験された方は自己採点で
ある程度、今回の結果は
分かっていたと思いますが
合格発表当日までは
ドキドキすることでしょう。
このブログを読んでいる意識の高い
受験生であれば大丈夫だと思いますが、
残念ながら
不合格になってしまったという
同級生も
少なからず出てくると思います。
例年、鍼灸マッサージ師の
国家資格の合格率は
70%程度ですので、
受験生の約3割は
不合格になる可能性があるわけです。
受験生の中には、
既に治療院や鍼灸整骨院などに
内定を頂いている方もいるでしょう。
そんな受験生が
国家試験不合格になった場合は
本当に悲劇です。。。
自分自身はもちろん、
家族、内定先の治療院など、
たくさんの人に
負担や迷惑をかけてしまいます。
ここ数年でよく聞く話が、
「内定出していた鍼灸マッサージ師
(3年生)が国試落ちた・・・
という治療院や整骨院の
院長先生の嘆きの声です。
不合格を食らった本人は
一番ショックでしょうが、
内定を出していた治療院の院長も
同じくらい
ショックな思いをしています。
なぜなら、内定を出した時点では
当然、国家試験を合格することを
前提として内定を出しています。
採用する側としては、
あなたの人柄を重視して
内定を出したのではなく、
鍼灸・マッサージの
国家資格を取得する
見込みが極めて高いあなたに
内定を出しているのです。
鍼灸・マッサージの国家資格があれば、
毎月毎月80万程度を稼いでくれる
貴重な人材になりますが、
資格がないただの人の場合、
施術が出来ないので
価値が半減してしまいます。
では、国家試験不合格に
なってしまったら
内定が決まっていた治療院で
働くことはできないのでしょうか?
これは、内定先の治療院との
契約内容によって異なります。
もし、合格発表の時点で
合格していることが
前提で採用するという契約の場合は、
不合格になってしまったら
不採用になってしまうことも
あるでしょう。
一方で、不合格に
なってしまったとしても
施術者としての採用は出来ないが、
営業職や事務職、または
介護ヘルプ職など他の職種として
採用されることもあり得ます。
ただ、その場合は
鍼灸マッサージ師の給料水準ではなく、
ただの人という
位置づけでの採用になるので
給料はガクンと
ダウンすることでしょう。
さらに1年間働きながら、勉強をして
来年度の国家試験再チャレンジを
目指すことになります。
ただ、国家試験再チャレンジは
かなりハードルがあがります。
例年、再受験にチャレンジして
合格出来るのは10%程度と
ガクンと下がってしまいます。
働きながら1年間勉強するって
想像以上に大変なことなんですね。
ただ、もし国家試験が不合格になって
内定取り消しが決定しても、
いつまでもグズグズと
落ち込んでいてはいけません。
別に、
人生が終わったわけではないですし、
気持ちを切り替えて
頑張ればよいのです。
もし、鍼灸マッサージ師の
資格を絶対に取りたいんだ!という
意気込みがあるのであれば、
なんと言っても、まずは勉強ですよね。
2回連続で
不合格なんてことになったら、
それこそ面倒で
大変なことになってしまいます。
これまでの学生生活とは
気持ちを一新して、
勉強を第一優先に
頑張るようにしましょう。
また、勉強だけしていればよかった
学生時代とは違い
仕事をしながら
勉強しなくてはならない環境になる方も
いらっしゃ
働きながらも来年度の資格取得を
目指すというのは、
相当な強い思いがないと出来ません。
また、強い思いを持って
勉強と仕事の両立を始めても
続けることができる人はわずかです。
これは、既卒者の合格率が
10%程度という
ことからも明らかでしょう。
そうです、ポイントは続けることです。
”継続は力なり”
というように、1年間継続して
勉強することが出来たら、
明るい未来が待っているでしょう^^