こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
訪問マッサージ、訪問鍼灸を
保険治療で行う際に絶対必要なものが
「同意書」です。
現在、当協会へご依頼いただく
患者様に関しては、
地域差などはありますが、
約80~90%程度の患者さんについては
同意書はスムーズにいただいております。
その同意書ですが、
症状や歩行状態などから
間違いなく同意書を
発行してもらえる場合でも、
・「自分で歩いて病院まで
行けない…」
・「家族が帰ってくるのは
夜遅くて病院が営業していない…」
・「次回の病院受診日は
来月の第二土曜日です…」
といった理由で、
すぐに入手できないようなケース
があると思います。
同意書については、
施術を受けたいと思っている患者さんが
主治医にお願いして発行してもらうのが
基本的なフレームになります。
ただ、上記のような理由で
患者さん自身が取得できないケースも多いです。
その場合は、施術者が責任を持って、
同意書取得の
代行をしてあげてください。
もし、ご本人やご家族が
病院まで同意書を
貰いに行けない場合は、
施術者が、無料体験が
終了したあとに、
主治医の病院に行って、
患者さんの状態や要望を
伝えたうえで、同意書を入手する
手続きをしてあげてください。
その際には、ほとんどの病院で
委任状の提出を求められますので
あらかじめ準備しておいておくことを
お勧めします。
同意書取得までに、無料体験から
1か月以上も期間が空いてしまうと、
患者さんのやる気度も
下がってしまいますし、
その期間で症状が
悪化する場合もありますので、
無料体験から同意書取得までの
期間はなるべく時間を
掛けない方がベターです。
出来れば、当日のうちに。
遅くても3日以内に
同意書は入手するようにしたいですね。
僕は、患者さんが同意書を
自分で貰いに行けない場合は
このような感じで
同意書を入手していました。
↓↓↓
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委任状を持って、患者さんの
かかりつけのクリニックに伺う。
(お昼休みの12時頃か診察終了の
19時頃がお勧めです)
藤井
「お忙しいところすみません。
私、北区で訪問マッサージをし
鍼灸マッサージ師の藤井と申します。
今回、こちらの病院の患者
荒川太郎さんが健康保険による
訪問マッサージを希望しております
本日は主治医の先生に
同意書をいただきに参ったのですが
3分程度お時
ありますでしょうか?」
受付
「ちょっと待っててくださいね。
今、先生に確認します」
藤井「よろしくお願いします」
・
・
・
受付
「ちょっと今診察で忙しいので
診察時間が終了する19 時頃に
来ていただきたいということなんですが
大丈夫ですか?」
藤井
「わかりました、
それでは19 時頃に
またお伺いさせて頂きます。
失礼します。」
・
・
・
■19:00
藤井
「お忙しいところ度々すみません。
先ほど荒川様の鍼灸マッサージ
同意書の件なのですが・・」
受付
「あ、はい、もうすぐで診察が終わると
思うのでそちらにお掛けに
待っていてください」
・
・
■19:05
藤井
「はじめまして。北区で
訪問マッサージをしております。
鍼灸マッサ
荒川さんなのですが、
私が見た限り関節に拘縮があり
自力での歩行が大変そうなので、
マッサージで少しでも生活の
いいと思うのですがいかがでしょうか?」
ドクター
「荒川さんですね。
…マッサージしてあげて
くださいよ!
全然問題ありません。
同意書はどんな感じで
書けばいいかな?」
藤井
「はい、本日こちらに
同意書のサンプルをお持ちしたんですが、
このような感じで
記述していただけたら
幸いと思うのですが…
いかが
ドクター
「うん、脳梗塞の後遺症だからね、
全身マッサージしてあげてください。
往診の所も必要ありだね。
あとは自分の名前と印鑑か。
よし、出来た。
こんな感じでいいかな?」
藤井
「はい、これで問題ありません。
ありがとうございました」
ドクター
「それじゃ、荒川さんのマッサージ、
お願いしますね」
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このような形で、実際に
医師に会って自分の顔を見て貰い、
こういう施術をしていきたいとか
治療方針を語ったり、
逆に医師からこういうことも
やってあげてくださいと
アドバイスを受けたりと
メリットが多いのでとても大切です。
是非、患者さんが
自力で病院まで行けない場合は、
次の受診まで
1週間以上期間があるよな場合は
こちらの委任状に
患者さんのサインを貰って
自分で主治医の所まで
行ってみてください^^