無理やり現場を抜ける練習

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

訪問鍼灸マッサージ院の院長さんは、

営業・施術・移動・事務処理、
営業・施術・移動・事務処理、
営業・施術・移動・事務処理、



営業・施術・移動・事務処理、

のルーチンの中にいると、
なかなか新たなチャレンジが
出来ません。

このループの中にいる限り、
絶対に治療院の仕組み化は
できないんです。

じゃあ、どうしたら目先の収入と
ステップアップのための仕組み化
同時に進められるのか?

その1つの解決策は、

現場から抜け出す」

ってことです。

”抜け出す”って
なんだか逃げ腰というか
現実逃避というか、
マイナスな印象持たれがちですが、
正確には、

現場抜けても大丈夫な状態
 作るために、とりあえず抜けてみる」

ということです。

僕が自社の仕組み化実現できたのは、
2012年に初めて行った沖縄でした。

当時は常に働いていましたし、
自分がいないと収入が保持できない
まさに労働集約型…。

せめて沖縄に滞在している1週間だけは、
現場の仕事には
触れないという環境作りました。

そうなると、沖縄に行く前には
必死で仕事片付けて、
患者さんには、

”1週間の沖縄研修で
いっぱい勉強してくる”と伝えて、

どうしても終わらない部分は
パートナーなどに仕事振って、
1週間自分なしで回る状態にして
羽田から那覇に向かってANAの飛行機に
乗り込みました。

で、1週間経過して、
東京に帰ってきた時には、
どうにかなっていたんですよね。

つまり、、、

1週間無理やり現場抜けることで、
せめて1週間自分がいなくても
回る仕組み作り出せた

ということなんです。

もちろん、完全な『仕組み化』
とまではいきませんでしたが、
間違いなくあの時が、
ターニングポイントになったと思います。

それで、今ではある程度の
仕組みができあがってきて、
自分がいなくても収益が自動的にあがる
状態になっています。

そうなると、日々の売上の不安などなく、
新しいチャレンジができるんですね。

それと、院長が現場抜けることで
得られるメリットの1つが
スタッフが成長するということです。

院長が沖縄に行って
連絡が取れない状況でも、現場には、
患者さんやケアマネさんから
問い合わせやトラブル報告が入ってくる。

そうなると院長に頼らずに
自分たちでやらなければなりません。

これが凄くいいのです!

結局、院長が現場にいると、
院長任せになって、
スタッフが自ら考え
自ら動くことはありません。

全国の色々な院長先生たちの話
聞いたところ、
意図的に現場抜けてスタッフの
成長促したという方も居れば、
突然の病気で1か月ほど現場
出られなくなったことがきっかけで、
スタッフに任せざる得なくなり、
しかし、それがきっかけとなり、
スタッフが育った
という事例もあります。

誰もが病気にはなりたくないですが、
現場の最前線で無理して頑張っていると
「そろそろ現場抜けなさい」という
神様からのメッセージなのかも
しれません。

訪問鍼灸マッサージ院の
経営において、
院長じゃなきゃ、どうしてもダメという
業務はほとんどありません。

営業、施術、事務と
どんな業務でもマニュアル化出来て、
誰でも習得できるようになります。

「院長じゃないとできない・・」

では、院長が売上の上限ですし、
院長自身が治療院成長の
一番のネックになっています。

あなたの治療院はどうですか?