こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
当協会にご相談いただく
オーナーさんの中には、
既に別の事業が確立されており、
もう一つ新しい収益の柱を
作りたいという方もいらっしゃいます。
零細企業や中小企業では、業績が
安定しにくいために
小規模ビジネスをいくつか
立ち上げることで、
お互いが支えあう状態を
作り出し、1つ事業が倒れても
会社は生き残れるような
戦略をとることがあります。
そんなときに、
安易な考えで、FCなどの
ビジネスへ参入する方も
いるのですが、
FCビジネスは初期投資が
大きく、ランニングコストも
高いという欠点があります。
本業で利益が出まくっており、
資金が潤沢にある状態であれば
FCでの参入するのは良いのですが、
そこまで資金に余裕がない場合、
立ち上げ資金でほとんど使い果たし、
その後の集客施策などに
回せる資金が残らない
可能性があるため、慎重に
考える必要があります。
何か新規ビジネス参入する際に
外してはならない判断基準が
2つあります。
1.リピート性があるか
その商品にリピート性があるかどうか、
ということです。
リピート性というのは
非常に重要です。
ドンドン利益が積みあがっていくのは
もちろんなのですが、
リピート率や離脱率、
毎月の新規獲得数などが
ハッキリわかり、先の売上が読めるので、
攻めの先行投資施策を
打つことができます。
訪問マッサージであれば、
新規患者が獲得できれば
約18か月の継続が見込めるので、
永久ではないにしても、
定期的な収入源を
確立することができます。
確かに立ち上げ当初は
コツコツ売上の上がるビジネスよりも
一次的にドカンと売上が
上がるビジネスの方が、
早い段階で売上を立てることは
できるのですが、それだけだと、
一回の失敗が致命傷になってしまう
可能性がありますし、
積極的に仕掛けていくことができません。
・ビジネスが右肩上がりに
大きくなりやすい
・心理的にもビジネス的にも
安定感がある
という意味で、こういった
リピート性のあるビジネスであることは
重要なポイントです。
2.在庫が無くてもできるか
訪問鍼灸マッサージ院のメリットの1つが
在庫を持たなくてもできる、
という点です。
在庫が必要なビジネスだと
仕入れるだけでかなりの金額を
突っ込まなければいけないうえに、
売れなければ、捨てるのにもまた
お金がかかります。
また、季節ものの商品であれば
シーズンオフシーズンで売上に
波が出ますし、倉庫代など、
潜在的なコストも隠れています。
在庫の無い商品・サービスを
販売することができれば、
黒字転化を早めることができます。
あなたのビジネスで、
これら2つの条件が
当てはまるかということを
普段から考えて事業を
組み立ててみてくださいね。