こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
あなたは、
「サービス担当者会議」
への参加を
要請されたことはありますか?
訪問鍼灸マッサージをやっていると、
懇意にしているケアマネさんから、
「来週のサービス担当者会議に
参加して頂きたいのですが、
可能でしょうか?」
といったオファーを頂くことがあります。
そもそもですが、
サービス担当者会議って
ご存知でしょうか?
ご存じない方の為に
簡単に説明すると、
介護保険の利用者さんの
ケアプラン作成のための
話し合いのことでケアマネさんが
主催となって開かれます。
参加者は利用者さん、ご家族、
ケアマネさん、ドクター、看護師、
理学療法士、デイサービス施設長、
訪問入浴担当者、福祉用具の担当者、
介護ヘルパーさん、介護タクシー担当者など、
通常は5~10名程度になります。
訪問マッサージ・鍼灸の場合は、
介護保険ではなく
医療保険のサービスなのですが、
週に2~4回程度の
施術を行っており、利用者さんの
体の変化なども分かるケースが多いので、
ケアマネさんから参加依頼の
お声を掛けられることもしばしばあります。
そんな介護や医療の担当者が集まって
何を会議するのかというと、
目的は主に次の3つです。
1:利用者のより良い
サポート体制を整えること
参加する人は、利用者様により良い
支援をする為には
どうすればいいのかという確認が
重要になります。
また、現在利用者さんがが利用している
他の業者さんのサービスを知ることで、
色々な側面から利用者さんの
要望を把握することができ、
総合的に利用者をサポートすることが
可能になります。
2:業者さん同士のサービス内容や
事業内容などを知り、理解を深
同じ地域で活動しているけど、
他の介護サービス業者さんが
どんな仕事をやっているのかった
意外と知らないものです。
会議の中でお互いのサービス内容を知り、
利用者さんに対して、何を具体的に
できるかを把握しておくことも
3:現状サービスの問題点などを
明らかにし、新たな展開に繋げる
ケアマネさんを始め各業者さんの
具体的なケースを検討することで
サービスの不備な点や足りない部分が
見えてきたりします。
現在のサービス体制は本当にベストなのか?
具体的ケースから、
現在の課題をも引き出し、
利用者にとってさらに良いサービスへ
結び付けていきます。
そんなサービス担当者会議の中で、
鍼灸マッサージ師に
求められる意見としては、
・現在、体のどの部分に痛みがあるのか?
・歩行状態はどうなのか?
・治療回数頻度は適切か?
・今後、どういった治療をしていけば
より良くなっていくのか?
などなどです。
現状の課題と今後の具体的対策を
しっかり言えれば問題ないと思います。
サービス担当者会議の中で、
あからさまな営業は敬遠されますが、
軽く挨拶程度で
プロフィールや名刺などは、
参加した業者さんのことを知る上でも
大切な事なので遠慮なく行ってOKです。
鍼灸マッサージ師が
サービス担当者会議に
呼ばれるということは
ケアマネさんからの信頼の証の1つです。
ケアマネさんからの
信頼を損なわないように、
鍼灸マッサージ師として、
在宅で出来る限り快適に過ごせるよう
患者さんはもちろん、
ご家族の方の負担を少しでも減らし、
いきいきと生活して頂けるように
全力で施術を行っていくのが
大切になってきます。