こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
ぼくは東京都北区に住んでいるのですが
その北区とゆかりの深い渋沢栄一さんの
新1万円札の印刷が始まったとのこと。
—– Original Message —–
【新1万円札の印刷始まる
渋沢栄一の肖像画で
24年から流通】
2024年度から流通が始まる
新しい1万円札の
印刷が始まりました。
印刷が始まったのは
新しい1万円札です。
肖像画には、「近代日本経済の父」と
呼ばれ、明治から昭和にかけて産業界を
リードした渋沢栄一が描かれています。
偽造防止のために
20年ぶりに刷新された新札では、
最先端の技術を用いた
ホログラムなどが使われているほか、
海外の紙幣を参考にして
額面の数字がこれまでより
大きくなっているということです。
(TBS ニュースより、、、)
—— End of Message ——
渋沢栄一さんと言えば
有名な著書が『論語と算盤』です。
その『論語と算盤』の中で
彼はこんな言葉を残しています。
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世の中には随分自分の力を
過信して非望を起こす人もあるが、
あまり進むことばかり知って、
分を守ることを知らぬと、
とんだ間違いを惹き起こすことがある。
私は「蟹は甲羅に似せて
穴を掘る」という主義で、
渋沢の分を守ることを
心がけておる。
『論語と算盤』渋沢栄一著
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著書の中でも語っていますが、
彼は「蟹穴主義」
(かにあなしゅぎ)を心掛けていました。
「蟹穴主義」????
聞きなれない言葉ですし、
ぼくも初めて聞いた時は
イメージしずらかったです。
この「蟹穴主義」ですが、
「蟹(かに)は
甲羅(こうら)に似せて穴を掘る」
というところから来ており、
自分の身の丈(みのたけ)を
守るという心がけが
大事ですよということです。
これから独立起業を
しようとする人の中に、
とにかく前進あるのみで、
後ろなんか振り返らない、
夢は大きく!大きく!大きく!
と壮大なお考えを持った方もいますが、
「それって、身の丈に合ってますか?」
と、自問自答する必要があります。
壮大なロマンを語るのは良いですが、
まずは自分ができることを
真剣に取り組んで、
目の前に現われた
さまざまな問題を乗り越える。
そこで得た経験を通じて
自分の得意なことを極めて
そして社会に貢献していく。
そのことに喜びを感じて、
身の丈に満足しながら
進むのがよいというのが
彼の教えです。
ただ、「蟹穴主義」を徹底して
新しいことをするな
ということではありません。
自分が得意なこと、
強みを活かせる市場で
新しい事にチャレンジすることも
大事です。
施術が得意な人は施術を伸ばせばいいし、
営業が得意な人は営業を伸ばせばいいし、
事務が得意な人は
事務を伸ばせばいいのです。
あなたの強みは何ですか?
そこを起点に、”身の丈”を守り、
勝負していきましょう。