こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
緊急事態宣言が明けて、
コロナもひと段落した
雰囲気があるので、
10月から新しい事業として
訪問鍼灸マッサージを
スタートしたいという
ご相談が増えています。
特に現在、どこかの治療院や
整骨院にお勤めの
鍼灸マッサージ師さんや
どこかの企業にお勤めの方で
年内退職を検討している方からの
相談が多いです。
彼らと独立起業の
相談をしている中で感じることは、
勤務先を辞めて独立することは、
やはり人生の大きな
転機であることです。
多くの不安もあるでしょうし、
その不安を解消する為に
周囲に相談したくもなるでしょう。
その不安の第1位が、
「自分で稼いで家族を
養える収入が
得られるのだろうか?」
というものです。
家族の運命を
左右しかねないことですから、
真っ先に相談相手として
浮かぶのが、
やはり「自分の家族」です。
特に結婚して、
お子さんがいる場合は
奥さん(ご主人)に
相談するのと思います。
また、独身の場合は
「職場の上司や同僚」に、
独立の相談をする人もいます。
やはり、まずは身近な方に
相談するというのが一般的です。
ですが、奥さんだろうと
勤務先の同業の仲間だろうと、
独立起業の相談相手にしてしまうことは、
あなたにとって
大損害に繋がる可能性もあります。
なぜなら、あなたが
独立開業したいとでも
言い出したなら、
全力でストップを掛けてきます。
まずは、奥さんに
相談するとどうなるか?
そもそもあなたと奥さんは、
はじめから
目指すものが異なっています。
奥さんはなるべく平穏無事に、
家庭を守っていきたい
と考えています。
不確定要素のある
ダンナの起業に、
賛成する可能性は低いのです。
かといって、
奥さんの協力なしには、
独立起業は順調に進みません。
それでは、
いったいどうすれば、
独立を認めてもらえるのでしょうか?
答えは一つ。奥さんには
”事後報告”をするのです。
あなたが
「勤務先の治療院を辞めて
独立しようと思う」
と言うと、
通常の考えをお持ちの奥さんは
ほぼ100%、
「アンタ!何考えているの、
絶対辞めないで!」
と、全力で反対します。
しかし、これが、
「実は昨日で、退職したんだ」と
過去形で言うと、
腹をくくって協力してくれる場合が
多いのです。
また、「職場の上司や同僚」に
相談してはならない理由としては、
彼らには「独立した経験」が
ないからです。
「独立した経験」が
無い人に相談すると、
・「同意書なんか医者が
出すわけがないだろ!」
・「もう、この地区は
飽和してるから無理だ!」
・「レセプトは、都道府県の
●●師会に入らないとダメだ!」
などと、いい加減な
アドバイスをして
あなたの足を全力で引っ張ります。
独立開業の実用的な
アドバイスを聞きたければ、
・実際に同意書を
取得したことがある人
・実際に激戦エリアで
新規獲得したことがある人
・実際に手書きでレセプト申請して
通したことがある人
など、経験者にたずねるのは当たり前。
未経験者に話を聞いたところで、
参考になるはずがないのです。
にもかかかわらず、起業したことのない
職場の上司や同僚に、
独立の相談をする人がたくさんいます。
上司や同僚は、あなたを
引き留めようとするでしょう。
本当に心配してそうする人も
いらっしゃると思いますが、
「こいつが独立して成功すると、
この職場で勤務を続ける
自分が惨めだ」
と考えて、足を引っ張る人も
いるのです。
こうした発想をする
相手に相談しても、
役立つアドバイスなんて
もらえません。
独立起業の相談をして、
有効なアドバイスをもらえるのは、
すでに起業を経験している人だけ。
そのためにも、起業家との
人脈が不可欠なのです。
実際に現場を経験している
彼らに相談をして、
・本当に同意書が取得できない
・全く新規患者が獲得できない
・レセプト業務が
複雑すぎて処理できない
などの否定的な
指摘が多いようなら、
訪問鍼灸マッサージの
独立計画を見直したほうがいいです。
彼らのアドバイスは、
実体験に基づいていているので、
納得できるはずです。
せっかくの独立開業のチャンスも、
相談相手を間違えてしまうと、
あなたが得らえる成功チャンスを
逃してしまいかねません。
相談するなら、
必ず経験者にアドバイスを
貰ってくださいね。