こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
先日街中を歩いていると、
困った顔でなかなか動かない
車椅子の女性と出会いました。
「何かお困りですか?」と
声をかけると、
その女性から
「小さな段差があって
前に進まないのよ」とのご返事
地面を確認すると
石畳のようにパーツが並べられている、
インターロッキングブロックタイプの
コンクリートで、
その中のブロックが
飛び出していて
3cmくらいの段差になってい
話を聞くとこういった
「わかりにくい段差」が
一番怖いようで、
思わぬ段差に前輪が
ぶつかってしまい
前のめりに落ちそうになった
結構な衝撃を受けるそうです。
僕は車いすに乗っている
患者さんの
施術経験もあったことから、
何とか
お助けすることができましたが、
車椅子の方の介助経験がない方も
いらっしゃると思います。
高齢化などの影響で、街中でも
車いすで移動する方を
見る機会も増えてきています。
万が一こんなピンチに
であったときに助けられるように
車椅子介助のポイントを
3つご紹介します!
1.姿勢を確認する
事故のためにも、
車いすに乗っている人が
安定した姿勢になっているか、
確認する必要があります。
ポイントは、車いすに
座っている人の顔が
真っ直ぐ前を向いている
左右に傾いていないか、
シートに深く座っているか、
フットサポートに
足がきちんと乗っているかどうかを
確認します。
操作の基本は
移動時以外は必ずブレーキをかける
傾斜のある場所では
車いすが動いてしまいかねません。
移動しているとき以外は
ブレーキを
かける習慣をつけましょう。
車いすに座っている人は、
視線が低くなることで
歩く以上に早く感
また、移動する場所によっては
振動が大きいこともあります。
車いすでの移動は
「ゆっくり」が基本です。
2.坂道・砂利道のコツ
車いすで坂道や砂利道を
移動する際にはコツがあり、
まず、「上り坂」は
前向きで進むのが基本です。
反対に、「下り坂」の
場合は前向きだと乗っている人が
転がり落ちてしまう感覚になるため、
基本的には後ろ向きで進みま
砂利道やでこぼこ道でも、
後ろ向きに進むと
タイヤやキャスターが
埋まらず進むことができま
下水のフタなど網目のあるところも、
後ろ向きで進むとよいでしょ
3.段差・エレベーターでのコツ
車いすの介助で、
段差を1段だけ登る時は、
ティッピングレバーを踏みながら
手押しハンドルを押し下げます。
上がった前輪を段差に
ゆっくり乗せてから、
後ろのタイヤを段差につけて
乗り上げるように
後ろから押します。
段の面積が狭い場合は、
無理をせずにエレベーターや
スロープを使うほうがよいでしょう。
エレベーターでは、
出入口の溝にはまらないように
後ろ向きで入る
ポイントです。
車椅子の方は助けてもらう際は
介助者の顔も見えないため、
不安を感じやすくなるので、
施術と同じように
丁寧に声掛けをしながら
助けられると良いですね
障がいのある方でも
過ごしやすい地域になると
いいですね!