マンツーマン施術の注意事項

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

先日、マンツーマン
「パーソナル筋肉トレーニング」を
受けた結果、
体の状態が
悪くなってしまった、という
ニュースを見ました。

—– Original Message —–

【「マンツーマン指導の
 筋トレ」に注意喚起】

国民生活センターが
トレーナーから1対1で指導を受ける
「パーソナル筋力トレーニング」での
ケガや体調不良に気を付けるよう、
ホームページで注意を促している。

2022年2月までの5年間に、
「パーソナル筋力トレーニング」
危害相談が105件寄せられており、
このうち4人に1人は
1カ月以上の治療を要し、
神経、脊髄、筋、腱などを
損傷した人がいるとしている。

同センターは、
消費者への注意喚起だけでなく、
事業者(トレーナー)に向けた
要望も併せて行っており、

▽指導を受ける消費者に合った
 トレーニングプランが作成されること、
▽指導するトレーナーが
 安全管理を行い、
 個々の消費者に適切な運動強度で
 トレーニングが実施されること、
▽トレーナーの質が
 確保される仕組みを作ること、

の3を挙げている。

(国民生活センターより、、、)

—— End of Message ——

パーソナルトレーニング…。

今そう言った売り文句で
事業開発を行っている
企業も増えてきた気がします
(僕自身、ちょっと受けてみたいかも…
 という気持ちが少しあります^^)。

ですが、マンツーマン
行う施術に関しては
ある程度の注意が必要です。

何故、注意が必要なのか
2つのポイントを押さえた上で、
解説いたします。

1.相手に意見を言いづらい

マンツーマン施術を受けると
正直、満足度は上がりやすいです。

だって、トレーナーさんが
一生懸命、自分自身のためだけに
施術を行ってくれるのですから。

そのため、トレーニングを
受けている際に

「いたた…痛いなあ…。
 でも、この方は今
 自分だけのことを思って
 心を鬼にして(してないかもだけど)
 トレーニングをしてくれてるんだよな…。
 ちょっと痛いかもだけど、
 我慢しよう!」と

思ってしまうこと、
多いはずです^^;

本来であれば、
体に不調が出た時でそのことを
伝えられたらいいのですが…。

そうはいかないことに
なることも
あり得てしまいます。

2.何かあった時、
 すぐに対応してもらえないかも?

1のように
体に不調が出そうな対応を
受けた時、
実際に体に不調が出たら
どうしたらいいでしょうか?

その場で言えれば止めてくれるかも
しれませんが、
もし二日後・三日後に
体に不調が出始めたら?

時間を置いてから

「すみません、トレーニングを
 受けてから体が不調なんです…。」

と、言ってみたものの

「逆に、何ですぐに
 言ってくれなかったんですか?
 そもそも、
 そんなに日が空いてるんだから
 うちが原因じゃないかも
 しれませんよね?」

と、冷たくあしらわれる可能性も
なきにしもあらずです。

こんなパーソナルトレーニングでしたら
最初から受けなければいい!と
思うかもしれませんが…。
契約前は
甘い言葉で巧みに勧誘する
トレーナーさんもいるかもしれません^^;

この辺りは、
しっかりと見極めたいですね。

パーソナルトレーニングと同様に
訪問鍼灸マッサージも
マンツーマンでやり取りを
することが多いです。

ひとり開業をされている
先生の場合は、
マンツーマンが基本となります。

マンツーマン施術に対して
不安に思われる方や、
もしかしたら上記のような
嫌な経験を受けた患者様も
中には、いるかもしれません。

その中で、二人きりだからこそ
意見を言い合えるような
環境作りを作ることが出来れば、
「いい治療院」としても
拍車がかかると思われます^^

患者様ファーストを徹底して、
施術を行っていきましょう!