マクドナルドは不動産業

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

お盆休み、
有楽町の映画館で
マクドナルドの創者、
レイ・クロックの自伝映画、
「ファウンダー」を
見てきました。

1954年アメリカ。
52歳のレイ・クロックは、
シェイクミキサーの
売れないセールスマンとして
日々活動していました。

ミキサーのセールスをしては
断られる日々の中、
ある日、
ドライブインレストランから
8台ものオーダーが入ります。

「8台の注文??」

何かあると感じた、
レイ・クロックは
車を飛ばして
その店舗まで駆けつけます。

8台のミキサーを
注文してくる店は、
いったいどんな店なのか
興味を抱き向かうと、
そこにはディック&マック兄弟が
経営するハンバーガー店
マクドナルド>がありました。

合理的に
システム化された流れ作で、
通常は20分程度かかる
ハンバーガーが
30秒で提供されるという
“スピード・サービス・システム”。

そして、
コスト削減・高品質という
革新的なコンセプトに
勝機を見出したレイは、
壮大なフランチャイズビジネスを
思いつき、
マクドナルドはアメリカの教会になる」
という殺し文句で、
マクドナルド兄弟を説得し、
契約を交わすことになります。

しかし、この契約内容、
フランチャイズのロイヤリティが
レイ・クロックは1.4%、
そこからマクドナルド兄弟に
0.5%を支払うというもの。

でも、このロイヤリティでは
全然儲からないと気付くレイ。

このままでは
運転資金の回収も出来ず、
自宅も
差し押さえられてしまうという
ピンチになったときに
成功への転換期が訪れます。

マクドナルド
大成功した理由の一つが、
「飲食 → 不動産」という
ビジネスモデルの変更です。

15セントハンバーガーを
いくら売っても
儲ける金額は小さいのです。

そうではなく、
マクドナルドのフランチャイズを、
フランチャイズのオーナーに
土地をリースするという
不動産という
ビジネスモデルに変えました。

レイが不動産を購入し、
その土地をリースで貸して、
ハンバーガーショップを
運営してもらう。

これにより、
空室リスクのない
不動産収入が入り、
さらに売り上げに応じた
ロイヤリティ収入も
入ってくるという仕組みです。

あなたの地元の
駅前を見回してほしいのですが、
駅前には必ずといっていいほど
マクドナルド
店舗を構えていますよね。

マクドナルドというのは、
ハンバーガーを売る
ビジネスではなく、
マクドナルドという
システム化された店舗を
駅前などの自然と
人が集まる場所に置いていく
不動産ビジネスってことですね。

マクドナルドのビジネスにおける
センターピンは、

「立地に適した不動産を見つけて、
 新店舗を出店すること」

というわけです。

そして、この要領で
店舗を増やせば、
掛け算で売上が
アップしていくのです。

でも実際の現場では、
マニュアル化や人材管理など、
そう簡単な話ではないはずですが。

マクドナルドの幹部たちは、
人が集まる「場所」を
常日頃化から探してるんですね。

では、訪問マッサージ、訪問鍼灸で
見込み患者さんが集まる
「場所」というのを考えてみると、、、

・居宅介護支援事所(ケアマネさん)

・公民館

・病院

・習い事教室(詩吟、茶道など)

・老朽化した市営団地

などなど、
他にも山ほどあるわけです。

こういった、
見込み患者さんが
集まる「場所」が
どこなのかを考えると
新たな集客ルートが見えてきますね。

あとは、マクドナルド
飲食不動産へと
ビジネスモデルを転換することで
世界中に拡大していきましたが、
訪問マッサージにおいても、
1回300円の施術をしている限りは、
爆発的な拡大はしないでしょう。
(※安定的な収入にはなりますけど)

現場で施術をしながら、
色々なニーズをくみ取って、

施術 → ○○

と転換することが出来れば
売上の桁が
かなり違ってくるはずです。

あなたの仕事は、施術ですか?
それとも・・・・