こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
最低賃金が上がり、
東京都の最低賃金は、
令和4年10月1日より
1,072円になります。
さて、独立開業している
事業主の方は
「あなたの時給はいくらですか?」
と聞かれた時に即答できるでしょうか?
自分の時給を意識することで、
仕事の生産性がグンと上がります。
この作業は、
・ムダだからやめるべきか?
・誰かに任せるべきか?
・このまま自分で進めるべきか?
この判断を付けるために
知っておかなくては
ならないことが
自分の時給です。
例えば、
訪問マッサージ会社に
勤務しているマッサージ師で
考えてみましょう。
たとえば、
マッサージ師(30歳 独身)が
雇われとして
月給30万円で
22日間働くとしましょう。
労働は9時から18時までの
8時間(休憩1時間)だとします。
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30万円÷22日÷8時間=1,704円
======================
となります。
そうすると、1時間当たり最低でも
1704円以上の売上を出さないと
人件費だけで
赤字になってしまいます。
(※実際には、
社会保険料や各種保険などで
もう少しかかります)
訪問マッサージの場合は
だいたい
1人当たりの施術単価が
3500円程度になりますので、
1時間に0.5人(2時間に1人)の
施術が最低ラインになります。
ただ、会社勤務の場合は
社会保険など含めた
労働環境など
いろいろなものを提供してくれていますから
もし、あなたが独立開業する場合は、
ザックリその倍くらいを
最低ラインとして
見ておく必要があります。
今回の例では、
3,500円と考えます。
これが、独立開業した
鍼灸マッサージ師が
1時間あたりに
生み出さなくてはいけない価値。
このように考えることができます。
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「1時間あたりの売上 > 3,500円」
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となるように考えればシンプル。
つまり、
1時間3500円以下の仕事を
してはダメってことです。
時間をかけて
それっぽい作業をしていると
なんとなく仕事をしていると
勘違いしてしまいますが、
重要なのは、
そこから生まれる成果です。
「時給3500円以下の仕事はしない!」
そう決めると、
今やっている仕事は
やるべきか否かの判断が出来ます。
たとえば、
3時間かけて
レセプト業務を行ったとします。
自分でやった場合は、
・人件費 3,500円×3=10500円
この作業によって、
10500円以上の売上があがるか?
と聞かれたら、
答えはNOです。
訪問マッサージで
売上があがる場面は、
施術しているときです。
20分~30分程度の施術をしたら、
その対価として1回当たり
3500円の報酬が頂けます。
そうなると、時給3500円の
院長がやるべき仕事は、
・現場での施術をする
・施術をする患者さんを獲得する
という
2点に集約されてきます。
つまり、
それ以外の仕事については、
ほぼほぼ時給800円~1000円程度の
アルバイトさんや、
外注スタッフで出来ますので、
どんどん任せていくというのが
大事です。
でも、この思考がないと、
時給3500円の院長が
売上に直結しない業務を
ダラダラ続けたりして
無駄な時間を過ごしかねません。
時給3500円というのは、
あくまでも指標の一つですが、
自分の時給はしっかり考えて、
時給に見合った仕事だけに
取り組むべきです^^