こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
訪問マッサージ、
訪問鍼灸の料金については
厚労省の方で決められており、
マッサージであれば、
1部位285円、
往療費は
1800円(2kmまで)などと
なっています。
保険診療の場合は、
1割負担(3割負担)なので、
患者さんの支払金額としては、
400円か?500円か?
の差なのですが、
気にする患者さんは気にします。
料金の差は、
往療の距離によるものが
ほとんどです。
普通に考えれば、
同じものだったら安いものを
欲しくなるというのは
いたって普通の感情で、
これは患者さんが
悪いということはまったくないです。
訪問マッサージの仕事は、
患者さんやご家族から
見れば同じように見えますし
(実際は差があったとしても)、
同じだったら
そりゃ安い方が良いってもんです。
でも、患者さんの立場になって
考えてみましょう。
あなたの治療院に
電話相談だったり無料体験施術の
依頼をしているということは、
少なくとも、多少なりとも
依頼する気持ちはあるわけです。
もしまったくないなら、
そういう状況になっていないはず。
その上で、他の治療院の方が
安いということを言ったのは、
もちろん安くしてほしいという
気持ちもあるでしょうけど、
「他の治療院の方が
安い理由は何なんだ?」というのが
おおむね真
で、ほとんどの患者さんが
往療費の料金が
2km、4km、6kmで
違いがあることを知りません。
そこで、そんなことも
知らないのかという風にして、
専門家ぶって
説明しても良い事はありません。
まずは、
「○○治療院さんにも
お問い合わせされたんですね!
おっしゃるとおり、
うちの治療院と比べた場合
往療する距離の関係で
料金に差が出てくるんですよ。」
と、とりあえず
言ってあげてください。
こうすることで、
患者さんに対して肯定感が出ます。
そこから説明を始めると、
患者さんの否定にもなりませんし、
自分のことをも
伝えることができます。
でも、どうしても患者さんが
価格を重視して、
「500円より
400円がいいのですが・・」
という場合は
どうすればいいのか?
その場合は、保険診療分については、
こちらで料金の設定ができないので、
「他の治療院へどうぞ」と
言ってしまうのが正解です。
制度上、往療費をオマケして
300円でいいですよ
という訳にはいかないので、
他治療院でいかがですか?と
言ってしまってください。
そして、最後に
「大事なのは、○○さんの
症状が良くなることなので、
治療院選びはよくお考え下さいね。
”うちの治療院じゃなくてもいいので”
しっかりとした
治療院を選んでくださいね」
と、言ってあげて下さい。
こう言われると
逆に頼みたくなります。
これを言うのは怖いですけどね。
でも、成約率は圧倒的に高いです
ぜひ、やってみてください。