こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
僕がいま住んでいるマンションは、
130世帯ほど
居住しているのですが、
築42年ということもあり、
昔から住んでいる
高齢者の割合が高いです。
そんなマンションの
朝の駐車場には
デイサービスの送迎者の
渋滞が出来ています。
毎朝8時半頃になると
4~5台の送迎者が待機していて、
エレベーターの中は、
車いすに乗った高齢者の方と、
ピンクや黄色のポロシャツを着た
ヘルパーさんで満員になります。
あなたの街でも、
デイサービスの送迎車を
良く見かけませんか?
最近は過当競争で
倒産してしまうところも
増えてきているようです。
倒産してしまうような
デーサービスに
共通している点は、
何の特徴もない
フツーの施設であることです。
それで、デイサービスの経営者も
何かしらの「売り」が欲しいので、
私たち、鍼灸マッサージ師に
オファーを掛けてきます。
今日は、デイサービスの
オーナーからの
オファーを受けた先生の
事例をシェアします。
—– Original Message —–
藤井先生
これからデイサービスを新規で
展開していこうとしている経営者の方と
知り合いなのですが、
その経営者から
「うちの施設で
マッサージをお願いしたい!」
という依頼を頂きました。
具体的な内容を聞いたところ、
月曜から土曜日の
13時から15時までで、
時給1500円という条件でした。
当院と一緒に
デイサービスを盛り上げて
行ってほしいと
言われているのですが、
実際、どのように関わって
行けば良いのでしょうか?
—— End of Message ——
デイサービスは、
過当競争と言われるくらい
数が多くて、今の時代
倒産する施設も珍しくありません。
当協会にも、
デイサービスの経営者から、
「お宅の協会のマッサージ師さんを
紹介してくれ!」
という電話が定期的に掛かってきます。
特徴や特色のない
デイサービスとしては、
マッサージを
客寄せパンダ的な存在として捉え、
「うちのデイに来れば
リハビリマッサージを受けられますよ~」
っていうのをアピールしたいのが
本音です。
ただ、定期的にデイサービス内で
マッサージをすることで、
利用者さんとの関係が作れます。
その結果、訪問の依頼にもつながる
ケースもありますので
デイサービス内で施術する方向性は
間違っていません。
もし、訪問マッサージに
繋がった場合は、
デイサービスのお休みの日、
もしくはデイサービスから
帰宅後に自宅で行うことになります。
(※ただし、、、、
私も過去に
デイサービスと
提携をしたことがありますが、
思ったほど、訪問治療(保険治療)の
依頼はいただけませんでした。
理由としては、利用者(高齢者)は、
是非とも同じような
マッサージを自宅でも
やって欲しいとお声を頂くのですが、
家族がNGを出すという
ケースが続出しました。
デイサービスは、基本的には
家族が日中休むための意味合いが
強いので、マッサージ師が
家に来られたら、その時間帯は
ご家族が自宅に居て
対応しなくちゃ
ならないということで
拒否される方が多かったためです。)
ただ、月曜から土曜日まで
週6回も施術に入るのは
今後、厳しくなってくるので
避けたほうが良いです。
マッサージの実費治療の
相場料金程度は
請求してあげてください。
もし、時給1500円程度で
受ける場合は、
・「1か月に最低2人の
保険患者の紹介を頂く」
・「本業が忙しくなってきたら
辞める」
などの条件を
提示してあげるといいと思います。
開業したばかりの時って、
今までどれだけ治療の
経験があっても不安だし、
できるだけ仕事が
欲しいということもあり、
ついつい自分を
安売りしてしまいがちだと思います。
デイサービスで安い時給で、
都合のいいように使われていると、
せっかく独立して
フリーになったのに、
結局は仕事に追われる立場に
なりかねません。
このあたりを見極めて、
デイサービスさんとは
お付き合いされるといいです。