台風急接近時の現場対応

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

当協会も今日から
お盆休みに入っていますが、
世の中的にも今日からって
人が多いのかなと思います。

お盆休みだから、
ゆっくりする人も
いるでしょうし、
お盆休みは
お客さんが休む日であって、
自分は黙々と
作業をする方もいるでしょう。

そんなお盆休み期間に
台風7号が
接近してきています。

ゆっくりと北上し、
本州付近に接近・上陸する
おそれがあるとのこと。

このように
台風接近してきた際に
訪問マッサージに
行くべきか?止めるべきか?を
迷った方も
いらっしゃるかもしれません。

さて、台風が直撃したときの
訪問マッサージ・訪問鍼灸の
往診治療はどうすればいいのか?
ということですが
選択肢としては、

1:台風関係なしで行く

2:台風のため、お休みする

3:台風のため、日程を振り返る

といった、
選択肢があると思います。

とはいえ、台風も
それぞれ規模感も違うし、
エリアによって
風量や雨量も違うので、
どのレベルであれば、
中止するかどうかの
基準を持っておくと良いです。

例えば、当院の場合は当日の
午前7時の段階で
こちらのサイトを確認します。

※気象警報・注意報等は
 気象庁ホームページ
http://www.jma.go.jp/jp/warn/

ここをチェックして、
「東京23区」に気象庁から
「暴風警報」「特別警報」が
発令されている場合は、
安全を考慮して
訪問施術を中止にします。

それ以外の警報などの場合は、
患者さんの
お宅に遅れてもいいから
安全面に気を付けながら
慎重に行く。
(遅れる場合は、
 患者様に事前連絡を入れる)

お一人で開業している先生で
1円でも多く稼ぎたい場合は、
台風なんて関係なしで往診治療に
行く方もいらっしゃると思いますが、
通常は、往診治療をお休みするか
日程を振り返るかなどの
対応になります。
(※特に台風規模が大きい場合は)

よく、勤務されている
鍼灸マッサージ師に
お話を聞くと、
訪問マッサージの仕事をしていると、
台風や大地震でも
施術を休めないとか、
自分の体よりも患者さん
優先と考える方がいますが、
それはちょっと違うと思います。

巨大な台風が直撃しているときに
自転車やスクーターでの
往診はとても危険ですし、
ビショビショの状態で患者さんの
ご自宅に
伺うのも逆に迷惑を掛けて
しまうこともあります。

僕も2005年から
訪問マッサージを始めていますが、
その期間には、何度も
台風で大変な思いをしました。

開業当時は、台風の時も
施術を休んではダメだと思って、
「暴風警報」
「特別警報」などお構いなしに
雨合羽を
羽織って自転車で往診したり
タクシーを拾って
往診したりしていました。

ただ、戦後最大級の
台風が接近した時が
あったのですが、
さすがにヤバイかなと思って
当日施術を
予定していた患者さんに、

「本日は台風の影響で
 移動に危険があるため、
 本日の訪問治療は
 中止させていただきますが
 宜しいでしょうか?」

と、電話確認をしたところ、

「無理しなくて
 いいですからね^^」と

言っていただきましたし、
このあたりは、
患者さんや
ご家族も理解してくれます。

そこからですかね。
そこまで無茶するようなことが
無くなったのは。

また、台風や
地震などの災害時以外でも、
自分が風邪やインフルエンザで
高熱が出てしまった場合や、
家族やお子さんが
風邪で寝込んでしまい
看病する必要がある日なども、
患者さんに、その事情を伝えると
理解してくれる方がほとんどです。

訪問マッサージ・鍼灸は、
長く継続するので、
その中で、施術者側も
やむを得ないアクシデントに
見舞われることがあります。

そのようなときに、
無理するようりも
安全に往診できて、
心身ともにリラックスした状態で
健康であることが、
患者さんにとっても
プラスになるはずです。