こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
鍼灸(のみ)師の
勤務先の1つとして
挙げられるのが整骨院です。
専門学校を卒業した
鍼灸(のみ)師は
鍼治療ができる鍼灸院への
就職を希望しますが、
求人募集している院が
極めて少ないのが現状です。
一方で、整骨院は
専門学校を
卒業した鍼灸(のみ)師の
求人募集を積極的に行っています。
そもそも、
柔道征服の保険診療しか
行っていない整骨院では、
鍼灸(のみ)師は自身の
ライセンス(国家資格)を活かして
働くことが出来ません。
柔道征服の保険診療は、
柔道征服師しか
提供出来ませんので、
整骨院に勤務している
鍼灸(のみ)師は、本来は
電気治療の補助か
受付業務程度しか出来ません。
あとは、保険診療以外の
自費の整体などですかね。
そうなると、鍼灸(のみ)師の
不満は溜まる一方です。
専門学校を卒業したばかりの
鍼灸(のみ)師の願望は
とにかく「鍼を打ちたい!」のです。
鍼が打てない職場ならば、
早かれ遅かれ退職してしまいます。
そんな、鍼灸(のみ)師の
願望を叶えて、
地域の高齢者への貢献を
考えて、賢い整骨院のオーナー院長は
自院で訪問鍼灸の事業を
スタートさせています。
実際、当協会にも
柔整師の院長先生から
訪問鍼灸を始めたいという
問い合わせが増えています。
柔道征服師といえば、
一昔前であれば、
「整骨院を開業すれば年収1000万は堅い」
「院長は経費でベンツを購入」
「経営が上手く行けば、自社ビルが建つ」
と言われていましたが、
ここ最近は、柔道整復師を
育成する学校の新設の影響や
卒業生の増加によって、
「供給過剰」状態となっています。
長年の間、整骨院経営をしてきて、
今までの既存の
患者さんが居る場合は
「整骨院に通えない患者さんを対象に
訪問治療を始めました」
と一言書いたハガキを
100人郵送すれば、
3人程度の問い合わせがありますので、
すぐに安定収益の柱の
事業が立ち上がります。
このように、スタッフさんや
後継者がいるのであれば、
店舗や柔整保険の部門を
任せることは出来ます。
ただ、ひとり鍼灸整骨院の院長で、
ご自身で、柔道整復師と鍼灸師の
免許を持っている先生の場合は
なかなか難しい部分があります。
ひとり整骨院の先生で、
「訪問鍼灸+実費整体」
「訪問鍼灸+柔整保険診療」
「訪問鍼灸+店舗経営」
など、二つの柱を
確立しようとしても
どちらも中途半端になってしまうケースが
非常に多いのです。
これからの時代は、
柔整の資格で食べていくのではなく、
柔整の資格を在宅での外傷治療や
疾患の識別などに役立てる手法が
主流になってくると思います。
勤務鍼灸(のみ)師の
願望を叶えることも出来て、
柔整鍼灸師の
新たな活躍の場としても
訪問鍼灸をスタートさせるという
メリットは大きいですね。