こんにちは！
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
先週末、とある会社主催で、
20名近くの
社長さん達が集まった
シークレット忘年会に
参加してきました。
会場は、東京駅
近くにある隠れ家的な
イタリアンレストラン。
忘年会に参加されていた方は
ビジネスで
かなりの成果を
出している人が揃っていました。
中には、ある業界で
日本No.1クラスの
実績を持っている人もいました。
お酒を飲みながら
（僕はウーロン茶ですが…）、
色々面白い話ができたのですが、
ある社長さんが
こんなことを言い出しました…。
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Ｋ社長
「今日、何年かぶりに
面接に行ってきたよ～」
藤井
「えっ、Ｋ社長、転職とか
考えているんですか？」
Ｋ社長
「違う違う。
2歳の娘の保育園の面接だよ。」
藤井
「保育園で面接ですか？
相当セレブ感がある
保育園ですね？」
Ｋ社長
「そこの保育園が
面白くてさ～、
返金保証付きの保育園なんだよ。」
藤井
「えっ、保育園で
返金保証ですか？」
Ｋ社長
「そうそう、
子供のＩＱが140に
届かなかったら
全額返金してくれるらしいの」
藤井
「へぇ～～。面白い
コンセプトの保育園ですね」
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「入園した子供が
ＩＱ140に
届かなかったら全額返金します」
というのが、
その保育園のコンセプトらしいです。
これって、
かなり分かりやすいですよね。
これに共感した親御さんは
入園をさせれば
良いわけですから。
例えば、この保育園が、
「優しい園児に育てます」
「健康的に外での
遊びを重視します」
「他のお友達との
協調性を重んじます」
「勉強も運動も
両立できるようします」
「小学校になる時に
困らないような指導をします」
という感じで、
沢山メリットをあげてしまうと
コンセプトが
ブレてしまいます。
その結果、
その他の多くの保育園との
違いが全く分からなくなります。
そこで、この保育園は
他の要素をあえて捨てています。
他の要素を捨てて
（見せないようにして）、
【「IQ140」以上の園児にする】
という部分に
特化しているわけです。
ターゲットは、もちろん
富裕層で
教育熱心なパパママです。
募集要項や説明会では、
富裕層の親御さんがビンビンと
刺激されてしまう下記のような
キーワードが満載です。
「才能育てを毎日実践する」
「知識偏重の
早期教育は行わない」
「探求反射と
模倣反射を刺激する」
「叱らず、教えず、学ぶ（真似ぶ）」
「すべての子どもがもつ
才能を3歳までに引き出す」
「母国語育児（日本語による育児）を
最重視」
「バイリンガル保育士」
「ネイティブスピーカーによる
英語育児」
「小学校受験指導にも対応」
「共働き家庭の子どもの
小学校受験もサポート」
「代官山」「恵比寿」
「自然食レストラン」
「有機野菜の食材で、
昼食と夕食を提供」
「送迎サービスも用意」
などなど、
非常にうまいですよね^^
この富裕層への
ターゲットの絞り込みと
全額返金保証をつけることで、
高額な授業料が
実現できる訳です。
K社長の話によると、
何だかんだで
月額25万円の授業料が
掛かるそうです。
普通の家庭ではなかなか
支払える金額ではないですよね…。
一般家庭では
絶対無理な金額ですが、
そこの保育園は定員を超える
入園希望者がいるそうです。
25万を払えるパパママでも
一番の不安は、
「うちの子供のIQが
140以上にならなかったら
どうするんだ？
という部分です。
その部分も保育園側としては、
「140に届かなかったら
全額返金します」
という保証を用意しているんですね。
この保育園の
不安要素をあげるとしたら
「本当にIQ140以上の
子供をどれだけ育てられるか？」
の実績の部分ですね。
ちなみに、IQ140の子供は
人類の0.6%以下の人数らしいで
この数値を保証しているので、
本当に達成できるのか
気になる所で
いずれにしても、
ビジネスで一番大事な
ターゲットの絞り込みと
コンセプトの作り方が
非常に上手いなと思いましたので…！
是非、参考になればと思います。
