こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
本日は、訪問マッサージ・鍼灸に
関わっている全ての方に
読んでいただきたい
書籍をご案内します。
それは、
【ボクには足はないけど夢がある!】
~ どん底でつかんだ生き方の極意~
池田徳孝(著)
です。
池田先生は
日本訪問マッサージ協会の
会員さんでもあり、
現在は大阪府で
訪問マッサージ・鍼灸の
治療院をスタッフさんと
共に事業展開されています。
本のタイトルにある通り、
池田先生には「足」がありません。
現在、左足に義足をつけながら
訪問鍼灸・マッサージの
事業を行っています。
僕も池田先生とお会いした時は、
義足をつけているという事は
全く分かりませんでしたが、
セミナー後の懇親会の席で、
「藤井先生、実は
ぼく左足が義足なんですよ~」と
チラっと見せて頂いたときは、
とてもビックリしたことを
覚えています。
詳しく話を聞いたところ、
鍼灸の専門学校に
在学中の20歳の時に
バイクの交通事故にあいました。
その後、左足を
切断しないと
命も危ないということで、
足を切断することになり
義足になりました。
現在は、とても前向きな
生活をしている池田先生も、
左足を切断し、義足になったという
事実を全く受け入れられず、
できなくなったことを
考え嘆く日々がつづいたそうです。
しかし、そこから
できることを探そうという
気持ちが徐々に芽生え
失ったものを数えるのではなく、
残されたものを最大限に
活かせるような
考え方になってから
人生が好転して行きました。
一般的に見れば、
足が無いということは
最大の弱点に
思われるかもしれませんが、
池田先生はその弱点を
最大の強みに変えて行きました。
訪問マッサージ・鍼灸の
患者さんは多くの方が、
加齢により自由に動けなくなったり、
障害を負って
体が不自由になったり、
など、今まで出来ていたことが
できなくなった方です。
池田先生はふと思いました、
「これって、足が無くなった
自分と同じではないか?」
そこから池田先生の
快進撃が始まりました。
開業当初は、ケアマネさんの
営業に行った際には、
”左足の義足のチラ見せ”をして、
「僕は誰よりも障害者の
気持ちが理解できる!
自分に訪問治療を任せてくれ」
とアピールして
驚異的な確率で紹介を
いただいていたそうです。
池田先生のように、
弱点は長所に変える事が
出来るのです。
それに気がついたという事自体が
チャンス到来の瞬間なのです。
あなたも、これから
訪問マッサージ・鍼灸を
やっていくうえで様々な
ピンチが到来するはずです。
そんな時は、ピンチは
イコールチャンスと捉えましょう。
例えどんなピンチであっても、
それは必ず自分にとって
プラスになるための
試練なんだと思えば、
ピンチはチャンスに
変わりやすくなります。
是非、日頃から
ピンチに対する備えをしておき、
ピンチが来ても
チャンスに変えられるんだという
マインドを持っておいて下さい。
年末年始の
時期に是非お時間を作って
読んで頂きたい一冊です。