こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
先日、年賀状はがきのお年玉当選の
発表がありましたが、
いかがだったでしょか?
僕は、3等のお年玉切手シートが
7本当たりました。
年賀状を送っていただいた方、
誠にありがとうございました。
この場を借りて
お礼申し上げます。
さて、1月は新年会の
シーズンでもありますので
院長先生はスタッフさんとともに
居酒屋さんで飲み会など
されているのではないでしょうか。
スタッフ間の交流を図るのに
飲み会のイベントは良いと思いますが、
ある訪問マッサージ会社さんは、
スタッフ同士の
飲み会を禁止するような
規定を設けているところもあるようです。
僕自身が直接
そこの訪問マッサージ会社の
雇用契約書を見たわけではないのですが、
以前、そこに勤務していた
鍼灸マッサージ師に
聞いたところ、
【社員やスタッフとの飲酒は禁止】
という飲み会禁止法案があったそうです。
スタッフ同士で、仕事終わりに
飲みに行くことを会社が禁止する
ルールを作るのは、ちょっと
やり過ぎな感じがします。
そこの訪問マッサージ会社に
勤務している
鍼灸マッサージ師としては、
「治療家として、悩みを
聞いてほしいこともある」
「営業さんや事務スタッフさんと
仲良くなりたい」
「会社(上層部)への
愚痴もこぼしたくなる」
などの想いもあると思いますが、
会社のルールの中で、
スタッフ同士の
飲み会を禁止してでも
守りたいものがあるのでしょう。
その訪問マッサージ会社の
経営者が、なぜ
【社員やスタッフとの飲酒は禁止】
というルールを設定したのかと言うと、
おそらく、施術者と営業スタッフ、
施術者と事務スタッフを
接触させたくないのでしょう。
飲み会を禁止する経営者サイドとしては、
鍼灸マッサージ師には
現場の施術だけに
専念していてほしいというのが
本音です。
施術者と営業スタッフが
飲みに行って、
自社の営業ノウハウを
盗まれてしまう可能性がある。
施術者と事務スタッフが飲みに行って、
自社の事務処理ノウハウや
事務の書類や雛形を
盗まれてしまう可能性がある。
そういった事を懸念して、
【社員やスタッフとの飲酒は禁止】
というルールを
設けたのだと推測します。
飲み会を禁止する
経営者サイドとしては、
鍼灸マッサージ師が
営業ノウハウをマスターして、
事務作業をマスターして、
独立開業されるのは
キツイでしょう・・・。
更に、患者さんは会社ではなく
施術者につくので、
自分で独立開業して自社の患者さんを
そのまま持っていかれてしまったら、
施術スタッフも減るし、患者さんも減るし、
当然、売上も減るので
たまったもんじゃない!
という想いがあるのでしょう。
しかし、これだけ
インターネットが発達して
情報伝達が早い時代においては、
例え、飲み会禁止法案を設置して、
自社の営業ノウハウや
事務処理ノウハウを
隠そうとしても、隠しきれません。
独立開業を考える人は、
今も昔も必ず一定割合います。
しかし、独立開業したいという
絶対数は確実に減少しています。
特に今の若い世代の施術者は、
「独立開業で年収1000万円」
というフレーズに
全く響きません。
どちらかというと、
「月収30万、週休2日、
社保完備、残業なし」
という環境で安心して働きたいという
施術者が増えています。
働き手側に
そのようなニーズがあるので、
経営者としても
このような人材に
長く勤めてもらう体制を
作るのが重要です。
また、独立開業を
考えている一定割合の
施術者に対しても
営業ノウハウも
事務処理のノウハウも
全て公開しても全く問題なく、
「うちの会社から完全に離れる?
独立後も良い関係を保たない?」
と思えるような条件や環境を
独立開業志願者には
整えてあげるべきだと思います。
元々、訪問マッサージの施術は出来るし、
営業ノウハウも分かった、
事務処理のツールも手に入ったので、
もはや、この会社で学ぶことは
何一つない、サクッと、
バイバイして
自分でやって行こう!
と思われてしまうような
関係構築しか出来ないような会社だと
ちょっとヤバイです。
訪問マッサージ・訪問鍼灸は、
鍼灸マッサージ師というヒトが居ないと
売上が上がらないビジネスなので、
どうしても売上の
上限が決まってしまいます。
その上限を取っ払うような
仕組みやノウハウを持っていないと
これからの時代は
厳しいかもしれませんね。