こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
昨日の夜、ベッドに横になった
瞬間にふと
思い出したことがありました。
「あっ、19周年になるのか…。」
9月の前半、バタバタしており
すっかり忘れてしまっていたのですが、
「2015年9月7日」
が、起業して
10周年の日でした。
僕は、10年前の
「2005年9月7日」に
東京都北区の保健所に
開業届を提出しました。
今は、完全にほったらかしの
自分の院のホームページですが、
当時は、毎日毎日
コンテンツを書き足したり、
ネット広告を出したりしていました。
当時、29歳だった藤井は
会社員やアルバイトなどの
給料以外で初めて自分の力で
稼ぎ始めました。
確か開業初月は
4万円だったと思います。
”石の上にも3年”という言葉もあるように
このまま、徐々に売上が
上がっていけばいいかと
思っていましたが、
開業2か月目の売上は2万円、
そして、3か月目も上昇の兆しは
全く見えなずに売り上げは2万円…。
当時の銀行通帳が残っていますが、
2005年10月29日の
残高は”60円”でした。
(60万ではなく、
10円玉が6個の60円です…)
当時は、整形外科で午前中のみ
アルバイトをしていたので、
毎月25日が給料日でしたので、
2005年10月25日に給料として
「91060円」が
入金されたらすぐに
「91000円」を引き落として
残高が60円になるというような
ギリギリの生活を続けていました。
「30歳までには、
なんとかしなければ」
という焦りみたいなものがあったので、
とりあえず形だけでもいいので
開業してしまえという
「なんちゃって開業」でしたが、
世間は、そんなに甘くないんだなという
のを実感しました。
当時は、不安と焦りで
眠れない日もあったり、
色々なクレームやらで、
プレッシャーに押しつぶされそうになり、
精神的にも相当厳しい時期もありました。
そんな時に、偶然出会ったのが
「訪問マッサージ」でした。
そもそも、僕が
訪問マッサージを始めた理由は、
祖母(現在95歳)の介護が
きっかけでした。
自分の大事な祖母が、
大きな病気をして手術、
そして長期の
入退生活を余儀なくされて、
足腰はすっかり弱ってしまいました。
自分の祖母ですから、なんとか元気に
なってほしいと思い週に2回のペースで
定期的にマッサージや
リハビリを行っていました。
その結果、要介護2で
自力での歩行困難だった祖母が
1年後には飛行機に乗って
九州へ2泊3日の旅行に
行けるまで回復したのです。
治療効果の高いマッサージや
リハビリを定期的に行うことで
年齢や性別に関係なく
元気になるということを
実感いたしました。
そんな地域で自分の祖母のように、
マッサージが必要だけど治療院まで
通えない方の為になりたいと思い、
訪問マッサージや訪問鍼灸の治療を
地元を中心に
日々自転車で奮闘中していました。
あれから19年…。
当時は読者ゼロだった、
メルマガやブログも
現在は沢山の鍼灸マッサージ師さんに
ご購読いただいており、
僕が代表をしている
日本訪問マッサージ協会の
会員さんの数も徐々に増えて
2005年10月の時点で
「残高:60円」だった
銀行の預金残高も、
今では想像もできなかった金額が
印字されています。
昔、口に出しても
信じてもらえなかったことを、
次々に実現してきたように思います。
「起業家」という本も
出版された、
サイバーエージェントの藤田社長が
『孤独、憂鬱、怒り、
それを3つ足しても
はるかに上回る希望』
それこそが起業家には
必要と言っていました。
本当に、起業して最初の事は、
「孤独、憂鬱、怒り」ばかりでしたが、
その中でも、
かすかな希望があったから
前に進めてきたのだと思います。
定年(60歳)を過ぎて、
訪問マッサージを始める方や、
中には80歳を超えてから
訪問鍼灸を始める方なども
サポートしてきたので、
そういった人生の先輩に比べたら、
まだまだ、守りに
入るような年齢ではありません。
昔からそうでしたが、今も変わらず、
「デッカイ夢」とか「壮大なビジョン」
なんかは持っていませんが、
日々の出来事のなかで、
やりたいことが次々と出てきてしまいます^^
なので、これからもやりたいことを、
自由気ままにやって行きたいと思います。
起業19周年ということを
すっかり忘れていましたが、
また、今日から頑張ってまいります!