こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
訪問マッサージや訪問鍼灸で、
短期間でガツンと売上を上げて、
今現在も安定的に
収益を上げている方は
数多くいらっしゃいます。
しかし、このような状況が
いつまで続くのか?
この辺りが心配になるのは
ごもっともだと思います。
先日、こんな
ご相談メールを頂きました。
↓↓↓
—– Original Message —–
藤井先生
いつもメルマガ楽しみにしています。
私は、現在、栃木県在住で
将来的に地元での開業を考えています。
田舎なので、それほど治療院の
数は多くありません。
また、地域の同業者の中で
保険治療を行っているところが
ほとんどありません。
ただ、訪問マッサージは
柔整のように将来的に
保険制度が
厳しくならないのでしょうか?
藤井先生は今後、いつごろまで、
訪問マッサージで稼いでいけると
予想していますでしょうか?
—— End of Message ——
僕は、2005年から訪問マッサージ、
訪問鍼灸をやっており、
様々な質問を頂きますが、
その中でも、
定期的に頂く質問の一つが、、
「訪問マッサージは、
いつまで稼げますか?」
と言う質問です。
これは、とても不思議な質問で、
「ラーメン屋さんは
一体、いつまで稼げますか?」
という質問と
何ら変わらないと思っています。
「稼げるラーメン屋さんは、
いつの時代でも
圧倒的に稼ぎますし、
稼げないラーメン屋さんは
いつの時代も稼げない。。」
と言うのが、僕の結論です。
また、稼げるラーメン屋さんでも
自助努力だけではどうしようもない
コロナの影響を受けた場合は、
家賃や人件費が払えずに
一気に廃業してしまうこともあります。
人生何が起こるか分かりませんので、
いつまで良い状況が続くのかは
誰も予想できないところではあります。
そもそも、
「いつまで稼げるか?」
と言う考え方を
変える必要があります。
どの時代においてもその、時々に応じた
稼ぎ方が存在します。
コロナ禍においても、
圧倒的に稼いでいる方もいらっしゃいます。
訪問マッサージ、訪問鍼灸の
業界に目を向けると、
そもそも、少子高齢化に伴い
高齢者を対象にした
ビジネスはこれから加速度的に
どんどん増えていきます。
日本の人口は全体的にみると
減少傾向にありますが、
全国各地で高齢者の割合は
どんどんどんどん増えてきています。
つまり、これからの時代は、
訪問マッサージ、訪問鍼灸を
やる、やらない関わらず、
高齢者を対象にした
ビジネスをやらないと
厳しくなっていくということです。
現時点で、訪問マッサージ・訪問鍼灸が
どういう方向性になるかはわかりませんが、
鍼灸マッサージの
保険制度も含め、もともと、
広く一般の国民のために
有益な制度であるべきものですので、
どの制度にも当然
変更や見直しなどはあるでしょう。
しかしながら、
「病院から在宅へ」という
政府の方針がある中で、
少なくとも、この数年以内に
保険制度が全く使い物にならなくなって
消えていると言う事は考えにくいです。
柔道整復の保険については、
僕が鍼灸学校に
入学した当時(2002年頃)から
「柔道整復の保険は終わる・・・」
と言われてきていました。
約20年以上前から
無くなる無くなると騒がれていますが、
未だに存続しているように、
鍼灸マッサージの保険制度も
料金の変更などはあるでしょうが、
基本は現状路線で推移して行くと思います。
ただ、おっしゃるとおり
誰もが先の事は分からないですし、
一個人が制御できる要素ではありません。
「地震が来たらどうしよう?不安…」と
言っても、
個人の力で地震を制御できないように、
「保険制度の変更があったら?不安…」
といっても、
個人の力で制御できるものではありません。
制御できない不安は、
深く考えないことです。
地震が来てもいいように
最低限の用意をするのと同じで、
保険制度が存続するように、
訪問治療院として
効果のある治療と、
正しい請求を続けていくことが
現場の施術者がするべきことです。