医療・福祉の架け橋になる地域医療コーディネーター

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

売上が順調に伸びていった院が
更に新規集客に
力を入れるタイミングで考えるのが
営業マンの採用です。

営業マンさえいればもっと
売上が増やせるのだが
その営業マンを募集しても
全然応募が来ないという
ご相談を頂きました。

募集案内を
拝見させて頂いたのですが、

「営業職!急募!」

という内容で募集されていました。

「営業職」というのは、
世間的に見たら、
あまり良いイメージがありません。

・キツクて、大変そう・・・

・お客に頭を下げなくてはならない・・・

・ノルマがきつそうで・・

・休みの日でも呼ばれるのではないか・・・

などなど。

私たちも以前、営業職募集で
求人活動を
行ったことがあったのですが
全然反応がありませんでした。

そこで、対策したことが
営業職ではなく

「地域医療コーディネーター 募集」

としました。

”地域医療コーディネーター ?”

おそらく、求人案内を見た人は
初めて見かけるような
職種だと思います。

地域医療コーディネーターとは、
医療・福祉サービスを必要とする
地域の高齢者さんと、
訪問マッサージ院との
橋渡しをする役割を持つ専門職です。

彼らは患者や
その家族のニーズに応じて、
在宅で受けられる最適な
施術サービスをつなげるため、
さまざまな
介護関係者と連携し、調整を行います。

主な業務内容は、、、

1:地域の高齢者・ご家族の相談対応:

患者や家族からの医療・介護に
関する相談を受け付け、
必要な情報提供や支援を行います。

2:医療・福祉・介護サービスの調整:

医師、看護師、ケアマネージャー、
介護スタッフなどと連携し、
患者にとって適切な
訪問マッサージ・訪問鍼灸の施術を
コーディネートします。

3:地域資源の把握

地域内の医療機関や介護施設、
訪問看護、リハビリ施設など、
地域資源を把握し、必要に応じて
既存の患者さんに対して
紹介や連絡を行います。

4:情報の共有と調整:

患者-家族-ケアマネ-医師-訪問マッサージ院の
関係者間で患者さんの
情報を適切に共有し、
スムーズなケア提供が
できるよう調整します。

などです。

その他にも

・担当地域のケアマネージャー様の
 もとへ定期的に足を運ぶ

・お役立ち新聞を渡す

・患者様を訪問し、
 身体の状況をヒアリング

・患者さんへスケジュールや料金などの説明

・プランのご案内

「1人でトイレに
 行けるようになりたい」

「1人で外出できるようになりたい」

「散歩ができるようになりたい」

などの要望を聞いてのプランの提供

といった内容になります。

言い換えれば
「営業職」なんですよね。

世の中の営業のイメージは

・キツクて、大変そう・・・

・お客に頭を下げなくてはならない・・・

・ノルマがきつそうで・・

ですが、

地域医療コーディネーターは、
医療・福祉サービスを必要とする
地域の高齢者さんと、
訪問マッサージ院との
橋渡しをする役割を
持ったスペシャリスト

という印象を持ってもらえます。

実際、営業職募集では
全然集まらなかったのですが、

「地域医療コーディネーター 募集」

としただけで、
「面接をお願いします!」
という応募が
コンスタントに入りだしました。

募集タイトルで、求職者さんに
興味を持ってもらうことが大事です。

「営業職=キツイ、大変」

というイメージを覆して、

「地域医療コーディネーター=
 地域の医療を
 総まとめするイケてる職種」

と思ってもらうのです。

もし、営業職を
募集されている方は
参考にしていただければ幸いです。