こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
以前に院長の手取りに対して
知ってもらうセミナーを
開催したことがあります。
超絶人気で、すぐに枠が
埋まってしまったことを
覚えております…。
なぜ、これほどまでに
反響を頂くのかと言うと
訪問マッサージ・訪問鍼灸の先生は、
”なぜ、こんなに汗水流して現場で
頑張っているのに、
お金が残らないのだろう?”
という共通の
悩みを抱えているからです。
現在の日本の税制ルールの中では、
頑張っても
なかなかお金が残りにくい
仕組みになっています。
仮に、院長先生(社長)のお財布に
毎月100万円の
キャッシュ(現金)を
残そうと思ったら、
どれだけの売上が
必要になるか考えたことがありますか?
簡単に計算してみましょう。
院長先生(社長)のお財布に
給料として、今よりも
100万の現金を残すために
必要な計算を一緒にしてみましょう。
目的:
院長(社長)のお財布(給料)に
毎月100万円の現金を残したい。
↓↓↓
100万円を給料として得る場合、
その給料を得る前に、
所得税10%
住民税10%
社会保険料30%(個人、法人負担分)
と、約50%の
税金関係費が掛かってきますので、
治療院(会社)に
200万円の現金が必要になります。
では、治療院(会社)に
200万円の現金を残す前に
どれだけの
税金がかかってくるかというと、
法人税・事業税等 40%
と、これまた
税金が掛かってきますので、
会社に200万円の
現金を残すには、
200 ÷ 0.6(60%の利益)=
333万円
と、約333万円の
利益が必要になってきます。
利益とは、売上から
経費を差し引いたものになるので、
333万円の利益を残すには
どれだけの経費がかかり、
どれだけの売上が
必要かを考えなくてはなりません。
仮に訪問マッサージ・訪問鍼灸を
業務委託として経営している場合の
必要経費として、
業務委託費(人件費)60%
広告宣伝費 10%
家賃・車両費 10%
などの必要経費は掛かってくるでしょう。
つまり、
利益は20%ってことですね。
売上に対して経費が80%掛かかり、
利益率が20%の
訪問マッサージ・訪問鍼灸で
333万円を
残す為に必要な売り上げは、
333万 ÷ 0.2(20%)=
1665万
になります。
そうなんです、
院長先生(社長)のお財布に
給料として、
100万円の現金を残そうとした場合、
実に月間1665万円もの
売上が必要になるのです。
月間1665万円程度の
規模の訪問治療院になると、
患者数500人、
施術者20人程度の規模感になります。
これを毎月100万円の現金を
院長先生(社長)のお財布に
残そうとした場合は、
1665万円 × 12か月 =
2億円
と、
年商で2億円程度の
規模が必要になります。
年商2億の
訪問マッサージ院を作るには、
それはそれは
大変な労力が必要になります。
500人の新規集客をして、
20人の施術者採用をするとなると、
かなりのハードルだと思います。
スタッフを雇用する採用費や
事務所を借りる家賃、
また、院長(治療院)の
ブランディング構築費や、
施術者の車両費、ガソリン費、
賠償保険、技術研修など
様々な費用や能力が必要になります。
しかし、
こんな苦労をしなくても
院長先生(社長)のお財布に
100万円のキャッシュ(現金)を
残すための、
あなたが知らない方法が
色々とあるのです。
”税金高けぇな~~!
全然お金が残らないよ・・・”
と嘆いていても、
あなたの個人資産は
増えることはありません。
ただ、
”税金を払わないと
お金が残らない”
という真実もあります。
なので、
「無駄な税金は1円も払わずに、
払うべき税金は確実に払う」
という絶妙なバランスが必要かなと。
現場で汗水流して施術するのは
もちろん大切なことですが、
院長自身の個人資産を
積み上げる努力を
惜しんではいけません。
治療院経営は
良いときばかりではありません。
長期にわたって
経営をしていく中で、
必ず経営上
ピンチになるときが訪れます。
その時に、
最後の防波堤となって
社員やあなたの家族を守るのは、
院長の個人資産になるのですから。