こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
現在当協会にて、
株に関してのセミナーを
開催予定なのですが…。
日本株と聞いて、
「日本はもう終わっている」
「人口が減るので株も下がるのでは」
「失われた30年からの復活は難しい」
などと言われますが、
終わってしまう会社もあれば、
当然終わらない会社もある訳です。
例えば、あなたもご存知であろう
「トヨタ自動車」
「ソニー」
「三菱UFJ銀行」
などは、おそらく
あなたが生きている間は、
「終わらない会社」の
可能性が高いでしょう。
「日本株全体が駄目だ」
ということではなく、
良い企業もたくさん
あるという事実もあります。
その中で大事なのが、
どうやって、儲かる企業の株を
見つければ良いのか?
ということです。
色々な手法がありますが、
僕が実践している
良い企業候補を探す手段を
1つご紹介します。
それは、
「アクティブファンドが、
どのような日本企業に
投資をしているのか」
をチェックすることです。
(※)アクティブファンド
アクティブファンドは、
ファンドマネージャーと
呼ばれる運用のプロフェッショナルが
投資判断をしています。
ファンドマネージャーは、
企業取材等を通して様々な
企業を調査・分析することで
組入銘柄を決定しています。
多くの企業の中から、
儲かりそうな企業を選別して
投資を行っていくのが
アクティブファンドの特徴です。
日本では、
ひふみ投信、セゾンファンド、
さわかみファンドなどが有名ですが、
そんな有名ファンドの
プロフェッショナルの方々が、
上場企業を1件ずつ徹底的に調べて
組入銘柄を選定している訳です。
上場企業は
3954(2024年10月)ありますが、
この中から自力で
儲かる企業を探すのは大変です。
しかし、プロフェッショナルの方が
投資家から預かった
お金を増やすために
どの企業の株の購入をすべきかを
検討に検討を重ねた結果が
各ファンドの組入れ銘柄のページを
見れば丸裸で
分かるようになっています。
例えば、日本株の
人気のアクティブファンドの
組入れ銘柄をチェックしたところ
下記の様な
内容であることが分かります。
(所要時間3分)
——————————
◆Aアクティブファンド
(組入れ銘柄上位10社)
1東京海上ホールディングス
2日本電信電話(NTT)
3味の素
4オリエンタルランド
5インターネットイニシアティブ
6GMOペイメントゲートウェイ
7任天堂
8TIS
9東海旅客鉄道
10第一生命ホールディングス
——————————
◆Bアクティブファンド
(組入れ銘柄上位10社)
1三菱UFJフィナンシャル・グループ
2日本電信電話(NTT)
3第一生命ホールディングス
4ソニーグループ
5コマツ
6TDK
7豊田自動織機
8スズキ
9BIPROGY
10三井物産
——————————
◆Cアクティブファンド
(組入れ銘柄上位10社)
1楽天銀行
2東京エレクトロン
3三菱UFJフィナンシャル・グループ
4ソニーグループ
5日本電信電話(NTT)
6三井住友フィナンシャルグループ
7インターネットイニシアティブ
8トヨタ自動車
9MSFT マイクロソフト
10メルカリ
——————————
各ファンドの
プロフェッショナルが選定した
組入銘柄を見ていくと、
ある程度、共通する銘柄が
組み入れられていることに
気が付くと思います。
プロが選定した銘柄が
共通しているということは、
もちろん
必ず当たる訳ではありませんが、
ある程度の信用が
置けるのではないかと思います。
少なくても、
僕のような素人投資家が
3954社をゼロから調べるよりは
よっぽど信頼度は高いと思います。
例えば、今回挙げた
3つのアクティブファンドの中で
「日本電信電話(NTT)」
が3つのファンド共通で
組み込まれています。
ここで、プロが買っているから
自分も今すぐ、
「日本電信電話(NTT)」の株を買おう!
というのはちょっと焦り過ぎです^^;
本当に、
日本電信電話(NTT)
は買うべき株なのかというのを
調べる必要があります。
必要な情報を収集して
基準を満たしていれば
購入すれば良いですし、
満たしていなければ
見送ればいいわけです。
儲かる企業の選定が終わったら
次に大事なのが
株を買うタイミングです。
重要なのが、
「焦って今すぐに買わない」
ということです。
「儲かる株を見つけた!今がチャンスだ!」
とすぐに買うのではなくて、
冷静になって、
最低でも数週間~数か月くらいは、
値動きを追ってみてください。
株式投資の経験がある方なら
分かると思いますが、大体、
年に2~3回は下げる時期があります。
さらに長い目で見ると、
3年や5年に1回は暴落して、
10年に1回くらいのタイミングで
リーマンショックやコロナショックなどの
大暴落が起こっています。
ですので、
過去の値動きを見返してみて、
少なくとも年に数回
下がっているくらいの価格までは、
買わずに待っておくほうが
得策だと思います。
これも「ただ価格が下がるのを待っている」
でも良いですが、
「指値注文」という制度を使うと便利です。
これは自分が指定した
価格まで下がったところで
買い注文が出来る、
予約購入制度のようなもので、
指値注文をして
待っておけば良いでしょう。
例えば、
「日本電信電話(NTT)」の株は
150円(2024年10月)で買えますが、
今年一番安かった
株価は142円(2024年8月)です。
であれば、
株価が142円以下になったら、
10株(1420円)購入するというような
予約購入が出来るのです。
この指値注文を活用すれば、
日々の業務をしながら
常に株価を
気にかけておく必要はありません。
購入したい銘柄を見つけたら、
あとは放置で待っておくだけで、
142円まで株価が下がってきたら
自動的に株を購入できます。
それと、
僕が日本株を購入する場合、
自分が詳しい業界を選ぶというのも
楽しみの1つです。
例えば、先ほどの
3つのアクティブファンドの中に
トヨタ自動車やスズキといった
自動車メーカーが入っていました。
確かに世界の
トヨタと呼ばれる大企業ですので、
経営的に凄いことは認識出来ますが、
自動車自体のことについては、
正直あまりよく分かりません。
僕の場合は、
「鍼灸マッサージ師の国家資格」
「祖母の介護の経験あり」
「介護、医療、福祉業界の人脈アリ」
といったキャリアなので、
介護、医療、福祉業界などは
知識や経験があるので、
その周辺の上場企業の
株を買うという事もしています。
それで、さらに楽しみなのが、
その会社の株主総会に
参加できるということです。
先日もある介護系の上場企業の
株主総会に参加してきましたが、
総会の中で前期の振り返りや
今期の展望などを発表してくれます。
その内容は、
訪問鍼灸マッサージ事業をしている
自分にとって、とても参考になります。
また、株主総会での社長の話を聞いて
分からないことがあったら
質問タイムに直接、
社長に質問出来たりもします。
先日参加させて頂いた
介護系上場企業の
株主総会の質問タイムでも
手を挙げて、
「社長、資料の6ページに
記載されている数字ですが、
前期はかなり落ち込んでいます。
この落ち込んだ1番の要因は何ですか?
また、今期この数字を立て直すために
取り組んでいく
具体的な施策を教えて下さい」
と聞いてみました。
この質問に対して、
数字が落ち込んだ理由や
立て直し策などを
社長さんが直接教えてくれるのです。
普段、上場企業の社長さんと
直接お話しできるような
機会って無いですが、
株主総会であれば株主として
質問すれば、しっかりと答えてくれます。
因みに教えて頂いた具体的な施策は、
株主総会の翌日から
弊社でも取り入れました^^
最後に繰り返しになりますが、
株式投資において重要なのは
「自分で調べて納得のいく会社の
株式を自分の意思で買う事」
です。
逆に絶対にやってはいけないのが、
「誰かがあの企業の
株価が上がると言っていた」
というような、
不明確な情報を
鵜呑みにして投資をすることです。
今の時代は、100円あれば
株式投資を
実践できる環境が整っています。
いきなり100万円を投資するのは
勇気がいると思いますが、
まずは、100円からでも良いので
実際にプレーしてみることが大事です。
実際に始めてみると、
「日本には、凄い企業がたくさんある」
ということに気が付くはずです。