こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
あなたは
『社長(院長)の仕事とは何か?』と
質問された時に
すぐにこたえられますか??
例えば、、、
・新規集客
・資金調達
・部下の育成
・会社の福利厚生の強化
・経営の為の情報収集
・採用強化
など色々あると思いますが、
トップである社長(院長)にしか
できないことを
集約すると次の2つです。
1:決断する事
社長の最大の仕事は、
「決断すること」になります。
そうです、
“やること”と“やらないこと”を
決めることです。
何か新しいことをやろうと思った際に
明らかにメリットしか
ないという案件であれば
何の苦労もないのですが、
通常は、様々なメリット、
デメリットを考慮して
決断しなければ
ならないような状況が訪れます。
何が正解なのか分からない中でも
決断しないと先に進みません。
決断するというと、
何かを“やること”に
フォーカスしがちですが
大事なのは、
“やらないこと”を決めることです。
治療家社長という立場で、
飲食業もやりたい、
金融業もやりたい、
小売業もやりたい、
美容院もやりたい、
運送業もやりたい、
と、やりたいことが山ほどあっても
小さな会社には
資源(ヒト・モノ・カネ)が
限られるので、
何でもかんでも
できるわけではありません。
なので、様々な選択肢と
可能性がある中で、
“やらないこと”を
明確にすることが
社長にとって
一番重要な仕事となります。
2:責任を負う事
”上手くいったら皆のおかげ、
失敗したら自分の責任”
という言葉があるように、
万が一、上手く行かないときは
社長は責任者として
全ての責任を負う
という立場にあります。
これがあるのが、
社長とその他のスタッフ
との大きな違いと言っても
いいでしょう。
もちろん、幹部社員なども
責任を負う場面もありますが、
最終的には代表である社長が
全ての責任を負うことになります。
その為、
”社長と副社長の距離は、
副社長と運転手の距離よりも遠い”
という言葉もあり、これは
トップの社長から見れば
「NO2の副社長も末端社員の
新入社員や運転手さんや
掃除のおば
五十歩百歩で心情的には遠いところにいる。」
「誰もトップの俺の気持ちを
わかってくれない」
ということになり、この辺りが、
「経営者は孤独」といった事に
つながるのでしょうか。
とはいえ、
”上手くいったら皆のおかげ”
となるように実行して
上手く行くように調整し、
万が一失敗したとしても
責任は全部負うから
思い切りやってこい!という精神が
大事です。
社長は経営者であり、
社員ではありません。
野球やサッカーなどの
スポーツでいうと
監督のような立場です。
優秀な選手がそろっていても、
それを指揮する監督がいなければ
試合に勝つことができません。
実は会社も同様で、
社長が経営者として社員の適性を見極め、
いかに最大限の力を引き出せるかという
視点でマネジメントしてい
会社はなかなか育ちません。
ありがちな失敗は、
社長自身が現場の
仕事をしてしまうパターンです。
しかし、社長である以上、
ぐっとこらえて
現場の最前線に立つことではなく、
自分自身のノウハウや
培った能力を社員に伝え、
現場の仕事は
自動でまわる仕組み作りが必要です。
治療院の経営が軌道に乗っている今、
自分でなくてもよい仕事は
どんどん周囲に任せ、
肝心の社長業に
集中するというスタンスは
とても大事ですね。