こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
昨日、ユニクロ池袋店で
冬のセーターを購入したのですが、
ユニクロといえば
今年の春から新卒の初任給が
33万円に引き上げるという
ニュースが話題になっていました。
今まで時給1000円程度の
アルバイト経験しかない大学生でも
ユニクロの採用試験を突破すれば、
大学を卒業した
22歳の若者でも初任給で
いきなり33万円とは、夢があります。
最近、ユニクロ以外でも
多くの企業で
賃金の引き上げが進んでいま
国内外で優秀な人材を
確保するための戦略として
注目されています
訪問マッサージ、訪問鍼灸の業界でも、
数年前までは、初任給25万円程度~が
相場観としてありましたが、
最近では、都心部においては
初任給36万円(週休2日)~という
求人なども見かけるようになり、
優秀な施術者を採用する競争が
激化しているように感じます。
ある程度、院の運営が
上手く行っている方は
こうした状況を踏まえ、
・「自社での採用を強化すべきか」
・「ひとり治療家として
高収入を目指すべきか」
という選択を迫られる場面が
増えているのではないでしょうか。
訪問マッサージや治療業界では、
高齢化問題を背景にこれから更に
需要(新規依頼)が増加しています。
しかし、それに比例するような形で
鍼灸マッサージ師の
国家試験合格者は増えていかないので、
高齢者の施術に対応するための
施術者確保が課題となってきます。
特に都市部では、初任給の上昇に伴い、
報酬面だけで人材を
引きつけるのが難しくなっています。
また、多くの企業が
人材投資を強化している今、
他業種との採用競争も激しくなっています。
例えば、ユニクロの社員になれば、
初月から月給33万貰える可能性があるのに、
鍼灸マッサージ院に就職しても
手取り15万円しか
貰えないとなると考えモノです。
患者さんの笑顔を見るのが
好きだからと言っても
手取り15万円で
自分の生活が安定しないと
元も子もありません。
他業種と比較して、
訪問マッサージ業界が人材を惹きつけるには、
「働きやすさ」や
「将来性」といった具体的な魅力を
しっかり伝える必要があります。
事業を拡大して採用を進め、
組織として成長を目指す場合は、
報酬体系の構築や、
独自の教育システムを取り入れることで、
他社との差別化を
図る必要が出てくるでしょう。
例えば、「充実した研修制度」や
「週休3日などの柔軟な働き方」を
アピールすることで、
採用の成功率を
高めることができるでしょ
一方で、人を採用、育成、
マネジメントするのが苦手な方は
「ひとり治療家」として
高収入を目指すのも一つの道です。
患者一人ひとりと向き合い、
信頼関係を築きながら
収入を安定させるスタイルは、
独立志向の強い方に適しています。
この選択肢を選べば、
時間管理や患者層の
選定といったスキルが磨
高い専門性を持つ治療家としての
地位を築くことができます。
どの道を選ぶにしても、
訪問マッサージ業界のような
これから
成長していくような市場では、
自分自身の強みを見極め、
それを活かす
働き方を選ぶことが重要で
ユニクロのように報酬体系や
人材育成に注力する企業が注目される
自分が提供できる価値を
具体的に伝えることが、
採用や事業の成功
自分に合ったスタイルを見つけ、
長期的な視点で超高齢化社会の
キャリアを考えていきたいですね。