こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
先日、あるセミナーで
新聞配達を生業にしている
Sさんという方と仲良くなりました。
Sさんは、地方都市で
主に高齢者世帯に新聞を届けている、
いわば地域の
インフラ的存在だったのですが、
最近、こんな悩みを抱えてるとのことでした。
「毎年、お客さんが
3%ずつ減っていくんです…」
これは、時代の流れですよね。
僕の年代(40代)でも新聞を読む人は
減ってきていますし、30代や20代といった
若者は新聞を毎月4000円払って
購読したりしません。
ニュース記事なんかは無料で
ネットで情報が取れる時代ですからね。
しかも人件費は上がるし、
ガソリンも高い。利益はどんどん圧迫される。
でも…
Sさん、すごいのがここからなんです。
なんと、新聞を購読している
高齢層の【顧客リスト】を活用して、
自社で商品も作らずに、
たった1つの“仕掛け”で――
\170万円の売上を叩き出したんです!!/
え!?何やったの?って話ですよね?
それが、
「ジョイントベンチャー(JV)戦略」
というやつです。
つまり、他社と組んで自分の持ってる
リソース(この場合は高齢者顧客リスト)を
ガッツリ活かして、
新しい収益を作り出したんです。
Sさんは、
スポーツ新聞社と組んで、
プロ野球選手のサイン入りグッズを案内
高齢者に人気の
“お茶のサブスク”を紹介したり、
タンス預金している方向けに
資産運用のセミナーを紹介したり。
しかも全部、
「Sさんのリスト」=新聞読者に
“紹介するだけ”。
つまり、
集客コストゼロ・
在庫リスクゼロ・
制作コストゼロ!
これ、ヤバくないですか?
完全に“レバレッジ(てこの原理)”が効いてます。
でね…
この話を聞いたとき、僕は思ったんです。
「え?これ、訪問マッサージ業界でも
めちゃくちゃ使えるじゃん!
だって、考えてみてください。
訪問マッサージって、
高齢者と“濃い関係性”があるんですよ。
定期的に訪問して、信頼関係バッチリ。
週1~3回顔を合わせる
“家族以上の存在”とも言える。
これってすごいアセット(資産)です。
Sさんも新聞の集金を毎月1回
対面で行っていたそうですが、
訪問マッサージの場合は
その5~10倍くらいの
対面での接触頻度があるわけです。
新聞配達してるだけでも
リスト活用できるのに、
こっちは施術しながら、
健康の相談も受けて、
日常会話までしてる状態ですからね。
もし、
・健康食品
・福祉用具
・シニア向けの趣味グッズ
・相続や終活、資産運用のセミナー
こういったものを、
提携企業と組んで、さりげなくご案内できたら?
「実は、こういう情報があるんですよ」
「よかったらチラシだけでも渡しますね」って、
患者さんに伝えるだけ。
売上の一部を分配するだけで、
あなたの院の収益は“1本増える”んです。
しかも
・新しい商品を仕入れなくていい
・スタッフを増やす必要もない
・在庫を抱える必要もない
・営業電話も不要
紹介するだけで収益になる世界。
これは“本業の施術”に支障を与えるどころか、
患者さんにも「ありがとう」って
喜ばれるような価値提供の一環なんです。
“(高齢者の)リストを持ってる人間こそ最強”
この言葉、今こそ実感してほしい。
だから、あなたもやりませんか?
患者さんとの“信頼”をレバレッジにしたJV戦略。
やるか、やらないか…。
それだけの話です^^