こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
どんな事業をするうえでも
共通していますが、
訪問鍼灸マッサージ院の院長先生から
最近、
こういった声をよく耳にします。
「患者さんはそこそこ来てるけど、
なんか伸び悩んでる気がします
「開業して半年、
最初は勢いあったんですけど
最近ピタッと止まり
「新規は増えてるけど、
採用がうまくいかないんです。」
こういう“停滞期”、ありますよね。
実はこれ、どの治療院でも必ず通る
“成長の踊り場”なんです。
そして、
この時期をどう乗り越えるかで、
その後の成長スピードが
大きく変わってきます。
そこで、そんな停滞期に突入したあなたに
【自院の強みを明確にする5つの視点】を
お届けします。
なぜ強みなのか?
それは、「採用」と「集客」
における最大の武器になるからです。
1. 患者さんの声を聞け!
例えば、ある院長さんは新規獲得が
頭打ちになって悩んでいました。
「ウチの良さって、何なんだろう?」と。
そこで、既存患者さんに
素直に聞いてみたんです。
「うちを選んでくれた理由って、
何かありますか?」と。
すると、、、
「先生が毎回ちゃんと話を聞いてくれる」
「訪問時間がずれないから安心」
「家族の相談にも乗ってくれる」
こんな声がポンポン出てきました。
これ、本人からしたら当たり前のこと。
でも、患者さんにとっては
“選ぶ理由”だったわけです。
「強みって、
自分じゃ気づかないものなんですね」
その院長さんは、
すぐにそのポイントをチラシとHPに反映し、
問い合わせが再び増え始めました。
2. 他院と比べて、自院は何が違う?
「近くに3つ訪問治療院があって、
全部保険使えて同意書も取ってる。
じゃあ何で選ぶの?」
この問いに
ちゃんと答えられないと、
残念ながら“その他大勢”に埋もれます。
ある治療院では、スタッフ全員が
週1で「患者満足向上会議」をしていました。
そこで出てきたアイデアは、
・訪問時に“
本日の施術ポイント”を紙で説明する
・ご家族へ、月1で電話&LINEフォローをする
・誕生日に手書きメッセージカードを送る
・母の日(父の日)にお花をプレゼントする
こうした「細かすぎる気配り」が、
地域のケアマネさんに響き、
紹介が倍増したんです。
3. スタッフの個性=武器になる
「スタッフにこんな強みがあったなんて…!」
よくあるのが、
「元、プロスポーツのトレーナーでした」
「リハ病院でPTと連携してました」
「認知症の家族を
自宅介護していた経験があります」
これ、ちゃんと前面に出せていますか?
人柄も経歴も、唯一無二の“売り”です。
スタッフ紹介のページを見直すだけでも
雰囲気はガラッと変わります。
4. 数字は説得力
「継続率92%の訪問マッサージ院です」
「月平均紹介件数7件」
「初回から12回以上継続された方、89%」
こういう数字って、実はめちゃくちゃ強力です。
1人の患者さんが何回通ってるか、
紹介はどこから来ているか、
こうした“現場の実績”を見える化すると、
自信にもつながりますし、信頼を勝ち取れます。
5. 強みは「発信」してこそ意味がある!
今は、ホームページやSNSだけでなく、
LINE公式アカウントや
動画での情報発信も大事です。
「安心して任せられる感じが
伝わってきたから、お願いしました」
こういう患者さん、実はかなり多いんです。
ある院では、訪問前後の写真(※顔は隠して)や
“本日のエピソード”を週2回配信。
結果として、
予約キャンセル率が激減しました。
今、自分の強みが曖昧なままなら、
採用でも集客でも
「選ばれる理由」が伝わりません。
停滞していると感じるなら、
まず見直すべきは“技術”や“手法”ではなく、
「自分たちは、
何を価値として届けているのか?」
という“本質”です。
・「うちは、何が強みだろう?」
・「その強み、
本当に相手に伝わってるだろうか?」
・「伝えたつもりになってないか?」
この問いに、正面から向き合うこと。
それが、次の一手を打つヒントになります。
ぼく自身も、ある時期、
集患が横ばいになり焦っていた時に、
原点に立ち返って
「うちの価値って何なんだろう?」と
自問したことがあります。
そこから、患者さんの声を集めて、
ケアマネさんの本音を聞いて、
ホームページの一言一言を見直して…。
結果的に、大きな反響が返ってきました。
「こんな雰囲気の先生なら
安心してお願いできます」と。
そう、小さな“見直し”が、
大きな“加速”の引き金になるんです。
その一歩を踏み出すのに、
今がちょうどいいタイミングかもしれません。
焦らなくて大丈夫。
でも、立ち止まらないことが何より大事です。
今日のブログが、その見直しの
きっかけになれば嬉しいです♪