こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
訪問施術の
院長として経営していると、
日々の業務の中で
「これはやったほうがいいな…」
という“改善ポイント”が
山ほど出てきますよね。
たとえば…
・地域のケアマネさんに
定期的に顔出ししたほうがいいな。
・SNSでもう少し
人柄や取り組みを伝えたいな。
・スタッフとの面談、
ちゃんとやらないとな。
・書類業務とか情報共有、
もっと整えたいな…。
こうした“やるべきことリスト”は、
気づけばどんどん増えていきます。
でも、実際にはどうでしょう?
日々の施術、移動、
書類業務、問い合わせ対応…。
気づいたら1日終わってる。
結局、やろうと
思ったことに手がつかないまま、
「あぁ…また先延ばしになったな」って
自分を責める日々。
でも、これって
あなたの“意志が弱い”とか、
“気合が足りない”とか、
そんな根性論の話じゃないんです。
訪問治療の現場って、
予想外のことが日常茶飯事。
患者さんの体調急変、
家族からの連絡、
急なスケジュール変更…
なんてこともザラですよね。
そんな現場で「やる気」に頼るのは、
そもそも無理があるんです。
じゃあ、どうすれば“やるべきこと”を
ちゃんと継続できるのか?
答えはシンプルです。
やる気じゃなく、
“仕組み”で動けるようにすること。
たとえば…
・SNSの投稿は、
日曜日に1週間分まとめて予約投稿
・ケアマネ訪問は「第1火曜と第3木曜の午前」と
カレンダーに固
・スタッフ面談は「2ヶ月に1回」と
ルール化+リマインド通知
・終礼の最後に「今日の学び共有タイム」を
5分だけ入れる
「やるべきことを、
悩まず、迷わずできる環境」を
先に作ってしまえば、
後は“こなすだけ”です。
この“迷わず動ける仕組み”を
作れるかどうかで、
長期的な成果がガラッと変わってくる。
これは、
スタッフ育成でも同じですし、
患者さん対応でも同じです。
患者さんにとっても、
1回1回の施術も大切ですが、
もっと大事なのは
「継続して施術を受けること」です。
そのために、僕らが意識すべきなのは…
・「前回と比べてどうですか?」と
毎回確認する
・「このペースでいけば、
もっと杖歩行がスムーズになりますよ」
未来を示す
・「今日も一緒にがんばりましょう」と、
信頼を積み重ねる
こういった
“続けたくなるコミュニケーション”
の積み重ねが、
「また来てほしい」
「続けたい」に繋がります。
患者さんの症状改善も、
スタッフとの信頼構築も、
そして治療院の安定経営も、
全部、“続ける力”がカギなんです。
だからこそ、
「気合いで乗り切る」んじゃなくて、
「自然と続けられる環境づくり」が
必要です。
忙しい中でも、小さな一歩でいい。
まずは「仕組みを1つだけ作る」
ところから始めてみてください。
大丈夫、続けるには
ちゃんとコツがありますから!