こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
「どうすれば良い施術者を
採用できるのか…」
これは、全国の訪問治療院の
院長先生やオーナーさんたちの
共通の悩みです。
・そりゃ採用したいけど、
募集を出しても全く反応がない…
・院の理念を掲げているけれど
それに共感するスタッフが集まらない…
・面接をしても、
どこをどう見たらいいかわからない…
などなど、
ひとり先生のステージから
次に向かうときに
必ずぶち当たる壁になります。
「どうしたら、いい施術者を
採用できるようになりますか?」
という質問をしてくれた先生に
「現状は、どんな募集要項で
採用活動されているのですか?」
と聞いてみると、
・月給19万円(正社員)
・時給1113円(パート)
・業務委託料40%(施術者側)
・休日は日曜日のみ(週休1日)
といった給与(報酬)水準で
募集しているのです。
残念ながらこの時点で、
既に選ばれない治療院と
なってしまいます…。
どんなに院長先生が
素晴らしい理念を掲げていても
求職中の施術者には伝わりません。
求職者がどんな視点で
職場探しをしているかというと
・給与いくらかな~?
(地域相場より高い水準がいいなぁ~)
・勤務地はどこかな?
(・自宅から通えるかな?
・遠方の場合は
引っ越し代出してくれるかな?
・交通費(定期代)は
全額支給してくれるかな?
・直行直帰で良いのかな?)
・休みは何日あるのかな?
(土日休みかな?
それとも土日祝やすみかな?
年間休日120日以上あるのかな?)
の3点です。
場所(勤務地)については、
訪問型の治療院なので
店舗型に比べて立地はあまり
意識しなくても良い面がありますが、
やはりターミナル駅から
徒歩圏内にある治療院(事務所)は
選ばれやすい傾向にあります。
採用が決まったら、毎日
通勤するわけですから
自宅からのアクセスが便利かどうかは
求職者にとっては判断基準の
大きな要素になります。
そして、もう一つが
給与(報酬)です。
正直なところ、
・月給19万円(正社員)
・時給1113円(パート)
・業務委託料40%(施術者側)
・休日は日曜日のみ(週休1日)
程度の報酬水準だと
求職者からは選ばれにくいです。
今年の6月より訪問マッサージ、訪問鍼灸の
療養費がアップしましたので、
それに合わせて給与水準を
高めに設定している院が増えてきました。
近隣のライバル院が、
・月給27万円(正社員)
・時給1700円(パート)
・業務委託料70%(施術者側)
・休日は土日祝(年末、お盆休みアリ)
で、出しているのに
いつまでも、
・月給19万円(正社員)
・時給1113円(パート)
・業務委託料40%(施術者側)
・休日は日曜日のみ(週休1日)
の条件のままだと、
求職者は集まりません。
とはいえ、最初から
・超高水準の給与体系
・完璧な立地(駅から徒歩1分)
・土日祝休みで年間休日130日以上
を、すべて準備するのは
難しいところがあります。
なので、まずは
地域のライバル院の募集要項を
チェックしてどのような
条件で求人採用しているのかを
リサーチする必要があります。
そして、ライバル院ではなく
自分の治療院で働きたいと
思ってくれる求職者のニーズを捉えて
働きやすい環境を整えてから
応募を増やしていってください。
(参考動画)
*施術者採用の求人媒体攻略法(8分)
*施術者採用の面接見極め法(11分)