こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
うちの治療院では、
施術マッサージ師さんに
毎日、日報のような
施術報告書をメールで
提出してもらっています。
その日報の中の
ある女性スタッフから
こんな報告を頂いたのです。
↓↓↓
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1. K・Hさま
10:15~
今日の調子:
・運動麻痺。
・麻痺による筋緊張。
施術内容:
仰臥位/上肢・下肢、指圧・マッサージ
「クドケンさんで販売している
DVD、
「T式PNFテクニック」を
指圧仲間と研究しています。
それで、実際に患者さんの
Kさんの健側アキレス腱伸ばしに
試してみました。
DVD通りに効果は
実証できてます!
また、次回の施術の中で
更に精度を上げていこうと思います。」
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スタッフから、
このような報告を受けた数日後の
先週の土曜日に、たまたま
T先生とお会いする機会がありました。
あまり長い時間では
ありませんでしたが…。
お話をさせて頂き、
PNFテクニックのことや
その効果性などをお聞きし、
「なるほどなぁ~~」という点が
いくつもありました。
PNFって聞いたことの無い方の為に
簡単に説明すると、、、
1940年代アメリカで
神経生理学者や理学療法士らにより
神経生理学的原理を基に作られた
リハビリ手技なんですね。
それで、アルファベットの
PNFの頭文字は
英語の
「Proprioceptive Neuromuscular Facilitation」
の略語で、
日本語では
「固有受容性神経筋促通(法)」と
訳されています。
P 固有受容器
身体の至るところにある
感覚受容器が
刺激を受けることを意味しま
感覚受容器は、皮膚、体内器官、
筋、腱、関節、前庭器官などに存
視覚や聴覚などにも存在します。
視覚や聴覚なども感覚受容器の一
N:神経筋
神経筋心身の伝達機能である
神経や体を動かす筋に関係することで
F:促進
動作または機能を遂行することが
容易になることです。
つまり刺激に対して
反応しやすくなることです。
このような特徴をもった
PNFの手技ですが、
なぜ、訪問マッサージ・訪問鍼灸を
受けるような
高齢の患者様の
リハビリに適しているのか?
理由は次の3つです!
1脳疾患患者などの機能改善の
リハビリが元になっているから
PNFテクニックは
患者さんに動いてもらう手技です。
なぜ、患者さん自らに
動いて貰って治すのかと言いますと、
リハビリ医療が
元となった手技だからです。
T先生が開発した手技のベースは、
PNFテクニックという、
1940年代にアメリカの
神経生理学者が理論を
構築したものにな
怪我や病気によって
脳や脊髄などの神経系に障害を抱え、
動きに制限のある患者に対して、
その身体に残された
運動機能の可能性を引き出し、
改善・回復させることを目的として
理学療法士により、
確立されたものになります。
2:身体に負担を掛けないので
疲れないから
PNFテクニックは
テコの原理を使う為、
患者はもちろん、
施術者も疲れないので、
女性治療家や小柄な男性治療家でも
1日に何十人もの
患者さんを施術できます。
訪問マッサージ・訪問鍼灸で
売れっ子になると
毎日10人程度の患者さんの
施術に当ることになるので
施術者が疲れないところは
重要なポイントです。
3:ビフォー・アフターが明瞭だから
うちの女性スタッフが、
「DVD通りに効果は実証できてます!」
というほど、
ビフォー・アフターが明瞭な手技です。
実際、T先生の患者さんの
平均リピート回数は
高額治療にも
関わらず36回にも及ぶそうです。
その理由は、
初回で即効性を出すことで、
患者さんの中に「続けたい!」という
意欲が沸くからです。
訪問マッサージ・訪問鍼灸の
患者さんに、
「これを続けたら良くなるかも!」
という希望を抱かせ
施術を継続することで、
症状改善につながるケースが増えます。
このようなことから、
施術にPNF手法は適任だということが
分かったと思います。
是非に、現場で、
どれかひとつでもいいので、
今使っている従来の
治療に取り入れる形で
実際に使ってみてください。
今まで、なかなか症状の変化が
なかった患者さんが、
「あれっ?」って
拍子抜けするぐらい
改善してしまうことも
経験すると思います♪