介護事業者の倒産が過去最多

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

介護業界が
人手不足、コスト増、
報酬の引き下げの
トリプルパンチによって
倒産件数が急増しているようです。

↓↓↓

—– Original Message —–

「「介護事業倒産過去最多

介護事業(老人福祉・介護事業)の
倒産が止まらず、
10月には年間最多
更新する見込みとなった。

2024年度上半期(4-9月)の
介護事業倒産
95件(前年同期比66.6%増)で、
2022年度上半期(73件)を大幅に上回り、
上半期では過去最多を記録した。

特に、「訪問介護」が
46件と急伸した。

人手不足やコスト増、
報酬の引き下げ改定など、
介護業界を取り巻く経営環境は厳しく、
先行きが見通せない
企業の脱落が相次ぎ、
記録的な増加が続いている。

(Yahoo!ニュースより、、、)

—— End of Message ——

当院の患さんとの会話の中で、

「お世話になっていた
 ヘルパーさんが
 辞めちゃったのよ~。

 色々と気が利いて
 良い人だったんだけどね・・・」

と残念がっていました。

また、僕が住んでいる近所でも、
介護関連の施設や事業所が
倒産している
事業所がいくつかあります。

あなたも
ケアマネ営業に行ったら、
既に潰れていた・・・
という経験も
あるのではないでしょうか。

きっと、あなたの地元でも
介護系の事業所が
倒産になったというケースを
目にしたことがあると思います。

でも、そもそもですが、
なぜ、人手不足によって、
倒産してしまうのでしょうか?

仕事はあるのに、
その仕事をやってくれる
人材がいないため、
事業継続が
困難になるのが人手不足倒産です。

仕事はあるのですから、
人を集めることができれば、
事業は継続できるのです。

でも、肝心の人を集めることが
できないところが
大きな原因となっています。

特に、介護系、運送系、
飲食系は厳しいようです。

いくら広告を出しても応募が
1件も来ないなんて話は
ザラにあります。

地元のハローワークに
行ってみると分かると思いますが、
介護系はどこもかしこも
求人を出しまくっています。

報道系の番組で
シングルマザーの方やシルバー世代の方が、

「景気が悪くて
 仕事が無くなってしまって・・・
 これからどこで働けばいいのか・・・」

というシーンを
よく見かけますが、
介護業界で働いている人から見たら

「こっち(介護業界)は
 一杯仕事あるから来てーーー!」

と笑いながら見ているようです^^

とはいっても介護業界は
採用に関してはほとんど
反応がないと嘆く経営陣も多くいます。

仮にやっと採用できたと思っても
ハードワークや
夜勤や人間関係が原因で
すぐに辞めてしまって、
全く定着しないのです。

どれだけ広告費を掛けて
募集をかけても
応募が全然集まらない。

苦労の末、せっかく採用したとしても
半年以内で離職してしまい定着しない。
(※儲かるのは
 介護系人材紹介会社だけだよ・・・)

月給23万給料を
月給30万にするなど、
給与面や勤務時間などの条件を
良くすれば多少は状況は
改善するかもしれませんが、
人件費を上げてしまうと
利益が残らなくなるし、
夜勤はイヤだと言われたら、
そもそも事業として成立しません。

この人材不足倒産については、
介護系、運送系、
飲食系だけの話ではありません。

訪問鍼灸マッサージ業界においても

「患さんはいるけれど、
 施術がいないので廃業します…」

とう治療院が増えていく
可能性があります。

高齢化社会が
ピークを迎えると言われている
2025年に向かっては、
さんの数はどんどん増えていき、
仕事の依頼も増えていくことでしょう。

しかし、その一方で、
施術の数はグングン
増えていくわけではないので、
採用は厳しくなっていくでしょう。

同じ訪問治療という
仕事を勤務してやるのであれば、
給料や勤務時間や
休暇などの待遇面が良い職場を
選ぶのがフツーの感覚です。

そうなると、二極化が激しくなり、
上記のような職場環境を
提供できる会社は、
生き残れますが、
弱小零細治療院は人材不足倒産
危険といつも
隣り合わせの状況になります。

人手不足倒産を避けるためには、

・求職にとって魅力的な職場

・施術が「辞めたくない」と思う職場

であり続けることが重要です。

ご縁のあった施術
「ここの治療院で働きたい」
と思う職場を作る事が大事になります。

そのような環境を整えたうえで、
しっかりと求人活動を行っていく。

さんを増やす、
集患活動よりも
施術の求人活動の方が
難しいと言われています。

しかし、難しいと言って
対策を打たなかったら
人材不足倒産してしまいますので、
地域の同業他社の
訪問マッサージ会社との
違いをアピールするなど、
ならではの
強みを生かした対策が必要ですね。