AI・ウェルネス・シニア市場の可能性を掘り起こす

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

年明け早々から
多くの業種で倒産や事業縮小の
ニュースが世間を賑わせています。

介護事業者は人手不足や物価高騰、
小規模な経営者ほど
厳しい状況に追い込まれ、
焼肉店やラーメン店は
原材料費の高騰や、
大手チェーンとの
競争激化に苦しんでいます。

さらに、農業、タクシー業界、学習塾など、
あらゆる分野で倒産が相次ぎ、
日本が沈没してしまうのでは?と
思ってしまうかもしれません。

ただ、倒産・廃業に
追い込まれる業界がある一方で、
凄く儲かっている業種業界もあるわけです。

そして、それらの業界に共通するのは、
時代の変化や人々のニーズに敏感に応え、
適応していることです。
特に今、以下の
3つの市場が大きく注目されています。

【成長している3つの市場

1:AI市場

どこを見てもAI,AI
賑わっていますよね^^
確かにAI(人工知能)の市場は、
国内外で急速に拡大しています
経済産業省の予測によれば、
2030年にはAI市場だけで
約87兆円規模になるとされています。

AI技術は、業界を問わず、
業務効率化や顧客体験の向上に役立つことから、
あらゆる分野での活用が進んでいます。
特に医療や介護分野での
AIの活用は今後さらに広がるでしょう。

ただ、僕たちがChatGPTのような
システムを作り出すことは無理なので、
いかに活用していくかが
重要なポイントになってきます。

2:ウェルネス(健康)市場

健康志向が高まる中、
ウェルネス市場も急成長しています。
日本国内では2023年に
約45兆円規模だった市場が、
2030年には89.6兆円にまで
拡大すると予測されています。

フィットネス、健康食品、
メンタルケアなど、
心身の健康をサポートする分野が好調です。

訪問マッサージも
このウェルネス市場の一部として、
その可能をさらに
広げられる分野と言えるでしょう。

3:シニア(高齢者)市場

日本は超高齢化社会に突入しており、
65歳以上の
高齢者人口は年々増加しています。

以前は、シニア(高齢者)は
年金暮らしで
貧しいというイメージでしたが、
今や、シニア層が保有する
金融資産は現在約1,400兆円に
のぼると言われています。

この世代は「健康」や
「生きがい」に投資を惜しまず、
高齢者向けサービスが
ますます需要を拡大させています。

訪問マッサージは、
シニア層(高齢者層)の健康維持を支える
重要な役割を担う存在です。

では、これからの時代、
倒産・廃業の確率が高い事業をしてくのか
成長があり儲かる可能が高い
事業をしていくのか?

当然、後者を選択するわけです。

市場規模の成長して
儲かる可能が高い事業を
選ぶ際に重要なことが2つあります。

1つ目が、参入障壁があるか?

誰でも彼でも
簡単に参入出来てしまうような事業では
うま味はありません。

他社が簡単に真似できない
独自を持つ市場は、
競争優位を保ちやすいです。

訪問マッサージの場合、
自分で資格を取る場合は、
500万円の資金と
4年間と言う時間が参入障壁になります。

資格がない人が参入する場合も
施術者の採用と高齢患者さんの集客が
参入障壁となり得ます。

2つ目が、継続(LTV:顧客生涯価値)です。

お客様が長期的に利用し続けてくれる
市場であるかどうかも大切です。
訪問マッサージが
この視点においても有望なのは、
サービスそのものが
「一度きりではなく、
 継続的なケアを前提としている」
からです。

多くの高齢者にとって、
訪問マッサージは単なる
一時的な痛みの緩和ではなく、
生活の質(QOL:Quality of Life)を支える
重要なパートナーです。

例えば、慢的な腰痛や関節痛、
リハビリが必要な状態では、
定期的な施術が不可欠です。

また、痛みを抱える高齢者にとっては、
訪問マッサージ師とのコミュニケーション
そのものが精神的な支えとなり、
心身の健康維持に
大きく寄与することでしょう。

上記の条件を
満たしている市場であれば、
成功確率は格段に上がるはずです。

焼肉店、ラーメン、農業、
タクシー業界、学習塾などの
商品の質やマーケティング力も
もちろん重要ですが、
前提として、その市場自体の選択が
さらに重要だということです。

2025年以降に取り組むビジネスが
伸びている市場に属しているか、
それとも衰退してしまう市場なのかを
振り返ってみてください。