こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
訪問鍼灸マッサージ師の
採用に当たって、
人材紹介会社の利用を
検討されている方もいると思います。
もしかしたら、
あなたの治療院にも
人材紹介会社から複数の営業電話や
営業メールが
届いているかもしれません。
治療院業界の人材紹介会社は
いくつかありますが、
表向きは
「治療院と施術者をつなぐ架け橋」
などと美化されていますが、
その実態は
カネ儲けしか考えていないような
悪徳の業者もあります。
自力で施術者採用が
出来ない多くの方は、
このカラクリに気づかず、
知らないまま
騙されている側になっています。
なぜ、多くの治療院オーナーは
「良い施術者が来ない」と
嘆き続けるのか。
なぜ、施術者は
「思っていた職場と違った」
と転職を繰り返すのか。
その答えは、
人材紹介会社の
意図的な構造にあります。
企業と求職者のためではなく、
紹介会社が儲かる仕組み
が作られているからです。
人材紹介会社が悪徳だなって思った
こんな事例がありました。
僕自身も鍼灸マッサージ師
(有資格者)であるため、
友人には治療院や病院や鍼灸整骨院、
そして、
訪問鍼灸マッサージ院に勤める
鍼灸マッサージ師がたくさんいます。
そんな中、ある地方の
訪問鍼灸マッサージ院にお勤めしていた
友人の鍼灸マッサージ師が
人材紹介会社を活用したにも関わらず
転職に失敗して
とても後悔したという話を聞きました。
・「イメージしていた職場と違った」
・「もっと転職活動に
時間をかければよかった」
と、落ち込む友人の話を聞いていると
治療院業界の転職活動の手法に
問題点が見えてきました。
最初は僕も
「治療院専門の人材紹介会社を
活用しているなら安心だろう」
と 思っていました。
しかし、よくよく話を聞くと
「担当のキャリアアドバイザーが強引だった」
(※早く報酬が欲しいから?)
「研修が充実している院を
希望していたが、
なぜか月給相場が高い
治療院ばかり紹介される」
(※より高い報酬が欲しいから?)
「入社6か月経過したタイミングで、
なぜか別の治療院の
転職を勧められた」
(※施術者が動くことで報酬が入るから?)
などなど、
とても友人に寄り添った
転職サポートではなかったようです
なぜこのようなことが
起きてしまったのか?
一部の人材紹介会社などは
多額の広告費をかけて求職者を集めるた
仮に鍼灸マッサージ師さんの
希望がマッチしない場合でも
強引に転職を勧めることがあります。
何故なら、成果報酬型で
報酬を受け取る構造になっているので、
施術者を転職させないと
利益(報酬)が取れないからです。
また、本来であれば
鍼灸マッサージ師のキャリア構築を
親身になって
サポートするのが本業なのに
会社から
まるで営業マンのように管理され
・新規の求職者候補には
電話は問合せから3分以内にかけろ
・転職先案件をすぐに3件紹介しろ
・今月は最低でも5人転職させろ
という風に
ノルマがある会社もあるようで、
強引に転職を
勧めるところもあるのです。
このような
利益重視・効率重視のやり方では
鍼灸マッサージ師さんにとって
満足のいく転職ができるはずもあり
このような事態になってしまったら、
雇用される鍼灸マッサージ師も
雇用するオーナーさん(院長さん)も
お互いに不幸になってしまいます。
儲かるのは
6か月ごとに施術者を
コロコロ転職させることで
報酬を受け取れる人材紹介会社だけです。
そもそも、
なぜ多くの治療院経営者は
人材紹介会社に
採用をお願いしてしまうのか?
それは自力で
採用できる仕組みがないからです。
訪問鍼灸マッサージ院の経営において、
良い施術者の採用できる
仕組みがないことは
致命的な弱点になり得ます。
「施術者=商品」
という意味合いもあるので、
施術者を採用できないということは
今後のあなたの
治療院の未来を左右する
最重要課題に
真剣に取り組んでいないということです。
多くの治療院オーナーがが
「専門業者に任せた方が楽だから」
と安易に人材紹介会社に依存し、
莫大な手数料を搾取され続けている
悲しい現実から目を覚ましてほしいです。
2025年問題が本格化する中で
あなたがすべきことは
自社で優秀な施術者を獲得できる
仕組みを構築することです。
施術者に響く魅力を発信し、
他社に依存せずとも
直接採用できる力をつけることで、
不要なコストをゼロにし、
優秀な施術者を
確実に確保する仕組みを
構築することが大事です。