こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
先日、ニュースで
『パープル企業』という
ワードを初めて聞きました。
『パープル企業』とは
長時間労働やハラスメントがある
“ブラック企業”とは違うものの、
仕事のやりがいや成長のチャンスが
少ない企業を指しており、
「ゆるブラック企業」と
呼ばれることもあるそうです。
せっかく、
働きやすい環境を作ったのに
今度は、
「やりがいが無いので辞めます…。」
やりがいや成長を感じられない?
そもそも、会社は学校とは違います。
社会に出たら
成長させてもらうのでは無く
自分が自力で成長するものだと思いますが、
そんなこと言ったら、「老害が!」
って煙たがられるのでしょうね…。
ただ、このワードを知って、
ニュースを見た際に
「訪問治療院経営において
パープル企業になってはいけないな」と
改めて強く実感いたしました。
というのも、
訪問鍼灸マッサージ院でも
同じようなことは
普通に起こり得るからです。
例えば、
・施術だけしていればOK
・空いている時間は何となく待機
・営業は院長だけがやる
・報告書はただ言われた通りに書くだけ
・患者さんとの関係づくりも深く考えない
・新しい役割も責任も任されない
こういう状態が続くと、
一見するとラクです。
怒られない。
詰められない。
ノルマもきつくない。
人間関係も悪くない。
でも、ある日ふと
スタッフさんは思うわけです。
「で、自分はこの先
どうなるんだろう?」
「このまま何年いて、何が身につくんだろう?」
「自分じゃなくても出来る仕事を
ただ繰り返しているだけではないか?」
と。
怖いですよね。
ブラック企業のように
分かりやすく問題があるわけではない。
でも、静かにモチベーションが削られていく。
これが、じわじわ効いてくるんです。
もちろん、
・休みが取れる
・無茶な残業がない
・人間関係が穏やか
・最低限のルールが整っている
これは大前提として大事です。
でも、それだけでは今の時代は
足りないってことです。
やはり、
「ここで働く意味がある」
「ここで成長できる」
そう思える環境を
作らないといけません。
では、どうすればいいのか?
答えはシンプルで、
任せること
です。
患者さん対応を任せる。
初回体験の一部を任せる。
ケアマネさんへの報告を任せる。
後輩指導を任せる。
地域活動やニュースレター作成を
任せる。
もちろん、
いきなり丸投げではダメです。
でも、適度に責任ある仕事を
渡していかないと
人は成長実感を持てません。
人は、ラクだから辞めないのではなく、
未来が見えないから辞める
ことも多いのです。
特に、意識の高い施術者さんほどそうです。
「この院で頑張った先に何があるのか?」
「自分はどんな役割を担えるのか?」
「患者さんや地域に
どんな価値を出せるのか?」
このあたりが見えないと、
優秀な人ほど静かに離れていきます。
だからこそ、治療院経営では
働きやすさ
と
やりがい
この両方が必要なんですね。
ぬるいだけでもダメ。
厳しいだけでもダメ。
患者さんに喜ばれ、
自分の成長も実感でき、
チームの中で役割がある。
そんな状態をどう作るか。
ここが、
これからの治療院経営では
ますます大事になってくると思います。
「ここで働き続けたい」と思える職場を作る。
そこまで目指していきたいですね。









