こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
「なかなか良い施術者が応募してこない」
「採用してもすぐに辞めてしまう」
「1年間募集しているが、
1件の問い合わせもない…」
採用伴走サポートを
ご検討中の院長と
個別の相談をさせて頂いていますが、
上記のようなことでお悩みの方が多いです。
こうした悩みを抱える
訪問鍼灸マッサージ院は多く、
採用市場の厳しさは
年々増しているのを感じます。
実は今、施術者の採用倍率は非常に高く、
1人の求職者を
多くの施術院が奪い合う状態。
特に経験者や
即戦力となる人材は数が限られ、
採用競争はさらに激化しています。
にもかかわらず、多くの治療院では
「求人を出しても応募が来ない」
「やっと採用できても
すぐに辞めてしまう」
といった悪循環に陥っています。
では、なぜ思うように
採用できないのでしょうか?
その理由のひとつが、求人の伝え方です。
多くの治療院が、給与や勤務条件といった
基本情報を載せるだけで
求職者が本当に知りたい
「働くイメージ」や「職場の雰囲気」を
伝えられていません。
求人情報が
治療院側の視点で書かれており、
求職者目線に欠けているのも問題です。
求職者は
「新たな職場の人間関係が不安」
「職場の雰囲気が自分に合うか分からない」
といった理由で応募を躊躇します。
ところが、求人ページに写真や動画がなく、
働くイメージが湧かなければ、
彼らの不安を払拭することはできま
そして、そもそも採用活動に
時間を割けないという問題もあります
院長や施術責任者が
施術業務に追われ常に忙しいです。
採用対応が後回しになってしまうと、
せっかく興味を持った求職者も
他の治療院(ライバル院)に流れて
さらに、
独学で我流で取り組んでいるので、
自社の採用のノウハウがないために、
何から手をつければいいのか分からず、
結果として
「求人を出して待つだけ」の
状態になってしまっているのです。
では、どうすれば
採用を成功に導けるのでしょうか?
まず、スピード感のある
対応が欠かせません。
求職者の興味が冷める前に、
応募があったら
すぐに返信することが大切です。
特に今の時代、スマホで
簡単に転職活動ができるため、
スピーディーな対応が
応募率を大きく左右します。
理想的なのは24時間以内の返信です。
また、求人情報に改善が
必要だと感じたら、
すぐに修正し、より魅力的な内容に
アップデートしていくことも重要です。
次に、治療院の雰囲気が
伝わる発信を心掛けたいところです。
採用特化のSNS運用やホームページを活用し、
職場の雰囲気が伝わる
写真や動画を積極的に発信することで、
求職者が「ここで働きたい!」と
思える環境をつくることができま
スタッフの笑顔や施術の様子、
院内の雰囲気が分かる
コンテンツを
求職者の不安を解消し、
応募につながりやすくなります。
また、採用媒体の幅を広げることも有効です。
「ハローワークは無料だから
うちはハローワークしか求人を出して
という方針の治療院も少なくありません。
無料で採用できる可能性があるのは
とてもありがたいですが、
「無料は所詮、無料だから」
という側面もあり、
無料の求人媒体のみに
頼るのは良くありません
今の時代の求職者は多くの
求人サイトやSNSを
活用して仕事を探
ハローワーク以外にも
ジョブメドレーやグッピーや
リジョブといっ
SNSを活用して
幅広く募集をかけることで、
より多くの求職者に
そして、専門学校や
大学とのつながりを作ることも、
優秀な人材確保につながります。
定期的に学校を訪問し、
求人情報を提供することで、
学校の卒業生の施術者と
接点を持ちやすくなります。
卒業生がいる学校と
継続的な関係を築くことで、
毎年安定した採用を
実現することも可能になります。
どれだけ魅力的な治療院でも、
求職者にその魅力が伝わらなければ
意味がありません。
自院の強みを明確にし、
それをしっかりと発信することが、
採用成功への第一歩です。
施術者採用は「戦略」です。
求人を出すだけでなく、
求職者目線での情報発信、
迅速な対応、適切な採用媒体の活用、
学校との関係構築など、
多角的にアプローチすることが大切です。
採用難の時代を乗り越え、
優秀な施術者を確保するために、
今日からできることに
一歩踏み出してみましょう。